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課外活動

課外活動

課外活動とは授業以外でやっている活動すべてのことです。部活、委員会、小さい頃からやっている習い事、趣味で書き続けている物語、ボランティア活動、なんでも課外活動に含まれます。
日本ではあまり馴染みのない言葉ですが、この課外活動は海外大学受験においてとても重要な評価対象になってきます。

特にアメリカの大学出願で利用するCommon ApplicationにはActivityの欄があり、そこに自己申告制で自分の課外活動の成果をアピールすることができます。そこでは最大10個の活動を申告することができ、何か受賞したものがあればHonorsという欄にも記入することができます。
また、Common Applicationを使っていない学校でも課外活動の記録を書いてほしいという所もあります。

もちろんそれだけでなく、エッセイのネタにすることも可能です。学校によってはエッセイの課題の一つとして心に残った課外活動を説明せよというものもあります。
自分らしさを表現するために、また、自分のこれまでの頑張りをアピールするためにも課外活動は重要です。

  • どのような活動なのか
  • いつからどれくらいの期間取り組んでいるのか
  • どれくらいの規模での活動なのか
  • 自分はその中でどのような役割を担ったのか(部長、副部長、演劇の場合は主役、大道具など)
  • そこで得た賞や実績
  • 自分にとってその課外活動はどの様な意味を持つのか

これらをアピールポイントとして整理しておくことは非常に大切です。

課外活動の意味

大学にとって生徒を受け入れるプロセスは一種の投資です。なので、大学側もちゃんと自分の学校にメリットをもたらしてくれると思う人を選びたいと思います。
受験生の立場から課外活動を見てみると、課外活動というのは今までの実績を示すことで大学側に自分がどういうことができるのかを示す部分だと言えるでしょう。そして、自分がどういうことに打ち込む人間なのかを知ってもらい、趣味や興味、得意なことをアピールできる部分でもあります。
しかし、ここで一番大事なことは海外受験のための課外活動はしないということです。
何よりも大切なのは自分のやりたいことをやるということ。大学にアピールするために無理に嫌いなことをしたり、得意だからというだけで適当に活動すると、毎年何万通ものアプリケーションをみているアドミッションオフィサーにはわかってしまいます。
課外活動を始めるとき、きっかけはなんでも構いません。ただ、それをどうして始めたのか、そしてそれをどの様に深めていったのか。それが最も重要です。
「希望する海外大学に合格した先輩がやっていた=その大学に受かるための課外活動」ではありません。
自分の関心のあること、好きなことを突き詰めるために活動し、頑張ったこと・そこで得られた物や自身の成長をアピールすることが大切です。

課外活動のバランスの取り方は人によって様々ですが、1つこれだけはとことんやった!ということがあると魅力的に映ります。
課外活動を増やすときは、ただ数をやみくもに増やすのをやめ、自分の興味や視野を広げるようにすることが望ましいでしょう。それぞれの活動をそれのみで完結させるのではなく、広がりを持たせることで、アプリケーションにもにじみ出る人間的な深みが出てくるはずです。