留学サマーキャンプ

留学サマーキャンプ
留学サマーキャンプ

2023年度のサマーキャンプは終了しました。
次回のサマーキャンプの募集要項は2024年春頃公開予定!

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留学サマーキャンプとは?

留学フェローシップでは、海外大学進学を志望する高校生・既卒生を対象に、毎年夏にサマーキャンプを実施しています。

今年で10年目となるキャンプでは、海外大学生・ギャップターム生(海外大学進学予定の高校既卒生)によるエッセイ添削や情報提供などのサポートだけでなく、対話から学びや気づきを得る機会が多く組みこまれたプログラムを通して、参加者のみなさんに主体的な進路選択へのきっかけを得てもらうことを目指しています。
キャンプのプログラムは企画から実行まで、世界各国の大学で学ぶ、現役海外大学生の手によって作られています。このキャンプには、海外大学受験の経験や、世界の大学で学ぶ中で得た視点があるからこそ生まれる、参加者のみなさんへのメッセージが詰まっています。参加者はキャンプを過ごす中で、説明会などでは得られない、海外大学生のリアルを生で感じることができます。

また、留学サマーキャンプではコミュニティ構築に力を入れており、互いの違いを認めながら鼓舞し合える、温かい関係性づくりを目指しています。キャンプ中の少人数でのグループ活動を起点とする「つながりの輪」は、世界各国で躍進を続ける、過去のすべてのサマーキャンプ参加者へと繋がっています。留学サマーキャンプは、これまで関わってきた多くの参加者にとって、人生の岐路において大きな一歩を踏み出して挑戦する出発点であり、またいつでも安心して帰ってこられる場所であり続けてきました。


<2023年度サマーキャンプの特色>

今年度の留学サマーキャンプは、コンセプトの異なる2つのキャンプを対面開催する予定です。

キャンプ1では、受験を経験した海外大学生・ギャップターム生から助言を受けながら、大学出願時にも役立つエッセイを書いていきます。「エッセイ執筆」を切り口に、自己への理解を深め、それを他者に向けて効果的に表現する経験は、キャンプ終了後の参加者のみなさんの主体的な進路選択を後押しします。

キャンプ2は、主体的な学びと自己実現を追求する、海外大学生・ギャップターム生の多様な視点を活かし、「学び」とは何かという問いに挑みます。メンターや参加者同士の交流に重点を置いており、キャンプ終了後には「社会」という枠組みを認識しながら主体的に活動できるようになることを目指します。もちろんキャンプへの参加を通じて、海外大学での学びを垣間見ることもできます。
あなたも留学サマーキャンプに参加して、キャンプ終了後も続く「つながりの輪」に加わりませんか?

募集要項

キャンプ概要
  • キャンプ1:7/24(月) ~ 7/28(金)(4泊5日)
  • キャンプ2:7/31(月) ~ 8/3(木)(3泊4日)
  • 開催場所:長野県野沢温泉村(予定)
応募条件
    • キャンプ1
    • ・2023年度に受験を控えている、高校3年生(Grade12)・既卒生
    • ・出願書類作成に必要な最低限の英語力を備えている方
    • ・キャンプの全日程(7/24 - 7/28)に対面で参加できる方
    • ・キャンプの活動に積極的に取り組める方
    • ✳︎英語力に関しては明確な点数基準は設けておりません
 
    • キャンプ2
    • ・2023年8月時点で高校1・2年生の人
    • ・キャンプの全日程(7/31 - 8/3)に対面で参加できる方
    • ・キャンプの活動に積極的に取り組める方
    • ✳︎海外の高校等で秋からGrade10になる方も対象です
    • ✳︎こちらのキャンプでは英語力は問いません
募集人数
    • 各キャンプ50名弱
使用言語
    • 日本語・英語
参加費用
  • キャンプ1
  • 100,000円(税込・宿泊費・食費等込)
  • *参加費を25,000円/70,000円に減額するNeed Blind奨学金制度を導入しています。
  • キャンプ2
  • 80,000円(税込・宿泊費・食費等込)
  • *参加費を20,000円/56,000円に減額するNeed Blind奨学金制度を一昨年度から導入しています。
  • *両方のキャンプにおいて、家計状況等を勘案し、参加費を完全に免除する枠も若干名設けております。
  • *本キャンプは、海外大学進学の奨学金事業等を行う公益財団法人柳井正財団の助成事業です。
選考過程
  • 基本情報と本課題の2つのフォームを提出していただきます。
  • まずは基本情報(所要時間:10分程度)をご提出ください。
  • 基本情報提出後、登録いただいたメールアドレスへ選考課題・奨学金申請フォームをお送りいたします。
  • 選考課題の提出をもって、応募完了となります。
選考課題・キャンプ1
  • 1. 5年後、自分がなっていたい姿は何ですか?その姿を実現するために、どのようなことをしていきたいですか?(日本語:300字以内)
  • 2. Describe a topic you find so engaging that it makes you lose track of time. What aspects of your previous experience with that topic did you find most interesting? Why does it captivate you? (English: 300 words)
選考課題・キャンプ2
  • 1. 最近あなたが面白いと感じたことについて3つ教えてください (日本語:20字程度)
  • 2. 人生で挑戦してみたい3つのこと (日本語:20字程度)
  • 3. キャンプ初日、初対面の人に自己紹介をするときの台本を書いてください。 (日本語:140字以内)
  • 4. 将来どんな人になりたいですか。(日本語:140字以内)
応募締め切り
  • 2023年6月11日(日)23:59(日本時間)
応募方法 基本情報フォームをご提出頂いた方へ、本課題をご連絡いたします。本課題締め切りに留意ください!

お問い合わせ summercamp-2023@ryu-fellow.org お名前・ご所属を明記の上、ご連絡ください。

キャンプ制作メンバーの想い

サマーキャンプへの想い
サマーキャンプへの想い
進路選択。それは多くの高校生にとって初めて立つ人生の岐路です。
高校進学という選択や、進学先の決定、また様々な場面において自分で考えて道を切り開いてきたきたという人もいるかもしれません。
しかし、その一方で、現状の社会の仕組みの中では、高校を卒業後、どこで何をするのか決めることは、多くの人にとって、それまでの人生でもっとも幅広い選択肢から自分の進路を選ぶ機会であり、主体性が試される機会なのではないでしょうか。

でも高校生はすごく忙しい。勉強や部活や友人関係を両立させながら毎日を生き抜くことに精一杯になりがちで、3年後や5年後を考える時間をとることはなかなか難しいと思います。学校ができることも限られていて、模試の結果や前例に沿った進路の選択肢を提供することが主になりがちです。だからこそ人生の岐路に立っていても、なかなかその意識を持ち、「自分がこれから社会の中でどのように生きていきたいのか」考える機会は持ちにくいのではないでしょうか。

だからこそ、一度、自分自身とじっくり向き合ってみませんか。

留学フェローシップはそんな時間と人と空間を提供したいと思い、毎年高校生や既卒生を対象にサマーキャンプを実施しています。
参加者の高校生・既卒生のみなさんと向き合うのは、海外の大学に進学している、または進学を控えたメンターです。年齢もさほど変わらないメンターは、学校の先生や周りの大人とは違い、長く立派な人生経験を積んできたわけではありません。でも、ついこの前まで進路選択の渦中にいたメンターだからこそ、参加者のみなさんそれぞれが自分と向き合うプロセスに寄り添い、また刺激を提供できるのではないかと思います。



2023キャンプ1(高校3年生・既卒生向け)

私たち一人一人が持つ「好き」の思いは、私たち自身を、隣にいる誰かを、見知らぬ人々を、そして社会を動かすエネルギーです。サマーキャンプは、あなたの「好き」を心ゆくまで語って、吐き出して、眺めて、そこにいるみんなで一緒に、その「好き」があなたをどんなふうに導いていくのか、考えることができる場所です。

もちろんサマーキャンプは、エッセイの添削や英語の勉強法を提供することも出来る。それでも、サマーキャンプの一番素敵なところは、メンターとフェローが一堂に会して、それぞれが持ち寄るエネルギーがぶつかり合う場所であること。

応募課題では、ぜひあなたの「好き」をぶつけてください。みなさんの応募課題を読むこと、そしてこの夏一緒にサマーキャンプを作ることを楽しみにしています!



2023キャンプ2(高校1・2年生向けキャンプ)

「学び」とは私たち一人一人にインスピレーションを与え、世界の見方を変えてくれます。「学び」は本来教室だけに存在するものではありません。友人や先生・家族とのたわいもない会話、散歩の中で見える光景、食事、部活動、そんな私たちの日常の中の些細な瞬間にこそ存在しているのではないでしょうか。
このキャンプでは自分がどうしようもなく好きなこと、これまで挑戦してみたこと、ちょっと興味のあること、大小関わらず一人一人が心に抱くワクワクを互いに共有しあうという「日常」を共に過ごしましょう。そして、自身の学びに対する視野を広め、新しく面白く思えることを発見していきましょう。
このキャンプが、参加する全ての人にとって、驚きと感動に満ち溢れた日常をこれから過ごせるきっかけとなることを願っています。

たかが4日間、されど4日間。「自分だけの学び」に4日間、我を忘れて一緒に没頭しましょう。

2023年度留学サマーキャンプ
制作チーム一同


奨学金制度について


サマーキャンプをより多くの人に、持続的に提供するため、留学フェローシップは本事業に「Need Blind奨学金制度」を導入し、希望する者へ参加費の減免を行っています。本制度は、一部米国大学に見られる、家計の状況に合わせて給付型の奨学金を提供するものです。
なお、Need Blindなため、本奨学金への応募の有無は、サマーキャンプの合否に一切関係ありません(サマーキャンプの運営とは別の事務局スタッフが内容を確認いたします)。
家計状況の目安として下記に世帯年収例を記載しておりますので、Need Blind奨学金をご希望の方は、こちらのフォームを必要な書類と併せてご提出ください。


  <キャンプ 1>
・世帯年収1000万円以下の方:参加費25,000円に減免 ・世帯年収1000万円〜1500万円以下の方:参加費70,000円に減免

  <キャンプ 2>
・世帯年収1000万円以下の方:参加費20,000円に減免 ・世帯年収1000万円〜1500万円以下の方:参加費56,000円に減免


*なお、家計状況等を勘案し、参加費を完全に免除する枠を若干名設けております。

*本キャンプは、海外大学進学の奨学金事業等を行う公益財団法人柳井正財団の助成事業です。Need Blind奨学金は、同財団からの支援で実現しております。

奨学金制度に関するお問い合わせは scholarship@ryu-fellow.org までお寄せください(サマーキャンプに関するお問い合わせとは異なります。ご注意ください)。

過去の参加者の体験談

はやく、学校の外に行かなきゃ。そう思わざるを得ない、自分の人生と感情に真正直な素敵な人たちと出会った。
フェロー同士で問い続け、自分の生い立ちや信念を見つめ直す時間。思わず私もわくわくするくらい、学問の面白さについて楽しそうに語るメンター。私がなんのために死にものぐるいで受験を頑張っているか、とても純粋な原動力を見失いかけていた。けれどそれは、サマーキャンプで出会ったような人たちと出会い、熱を擦り合わせるためだった。

学校に戻った後は、行くべき場所を見据えることができていた。だから、このスッキリした視界を頼りに、高校生活を最後まで走り抜けることができた。学校の外には、やっぱり面白い世界がある。そんなことを再認識できたサマーキャンプだった。

林あかり・2022フェロー
サマーキャンプの自由時間中、私は一人、パソコンで写真を編集していた。その写真は、越後山脈を背景に朝霧の掛かった野沢温泉町の光景に惹かれて、宿の階段から何気なく撮ったものである。 たまたま、フェローの一人がその写真を見て、話しかけてきた。
「その写真素敵だね!どこで撮ったの?」
話は盛り上がり、他にも渋谷や新宿、北海道で私が撮った写真を見せると彼や周りの友人たちの目は驚きと興奮で満ち溢れた。彼らはAirdropで私の写真を共有して、自身のiPhoneの待ち受け画面に設定するということまでしてくれた。
自分が撮ったストリートスナップは、自分が満足するためだけのものではなく、多くの人を笑顔にし、感動させることができるのだと、初めて気づくことができた。だからこそ、これからはより多くの人たちにこの「日常に潜む美」の光景を届けたい。それが私の写真を撮る理由となった。留学フェローシップはフェローやメンターとのコミュニケーションを通じて、自分の「本当の好き」を再発見できる場所だと思う。

坂崎遼太郎・2022フェロー
過去の参加者に、インタビューしてみました!

キャンプのプログラムについて教えてください!

ワークショップ内ではフェロー同士の繋がりが注目され、一緒に頑張る仲間を探せた。ワークショップ外では周囲との偶発的な出会いの連続で、その出会いでの何気ない会話で自分にはない価値観と巡り会い、自分の視野が大きく広がった。(Hさん、 2022年参加者)

キャンプに参加して、どんな変化がありましたか?

元々は自分のことが嫌いだった。だが、サマキャンで周囲のフェローが夢やパッションを語っている姿を見て刺激された。自分のことをもっと知れたら、もっと好きになったら、自分の道やパッションが開けていくことに気づき、ワクワクや憧れ以上に自分の道を探せるきっかけになった。(Yさん、2020・2021年参加者)

留フェロのいいところは皆ウェルカムなところ。殺伐とした軍隊のような雰囲気はない。こういう具体的な夢があるから、海外の大学に行きたい!という明確な目標じゃなくても、ただ「行きたい」という好奇心やちょっとしたワクワクする想いを原動力にしても良いと再確認できた。(Rさん、2022年参加者)

最後に、キャンプの総評をお願いします!

サマキャンが終わったあとのフェロー同士の交流や、メンターのエッセイの添削がすごく助かった。受験直前の気持ちが落ちていた時に、冬キャンで励ましの声やインスピレーションをもらい、最後まで突っ走ることができ、サマキャンなしでは受験を乗り越えられなかっただろうと感じた。(Nさん、2021・2022年参加者)

2023年度のメンター