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Dartmouth College: 学生の声

実際に進学している学生に、それぞれの学生生活や、学校について感じていることについて聞いてみました。

回答してくれた学生: りさ

1. 校風について

Q. 大学が大切にしている理念を表す「キーワード」はありますか?

“Vox Clamantis in Deserto” – A voice crying out in the wilderness.


Q. 学生は、どんな雰囲気ですか?

愛校心がとても強くて結束力の強いコミュニティー。そのおかげで卒業生がたくさん寄付をしたり、インターンシップや就職の機会をたくさんくれる。
お金持ちの白人が多いけど、様々なバックグラウンドや人種の人もいる。他の学校に比べるとアジア人は少ない。生徒は優しい人が多くて誰にでも話しかけやすい。学業面ではみんなお互いを助け合う雰囲気で、競争という概念はほとんどない。


Q. 大学が大切にしている理念を表す「キーワード」はありますか?

比較的人数が多い授業でも、教授が全員の名前を覚えてくれる。みんなとてもフレンドリーで熱心。Office hourに質問を聞きにいけば喜んで丁寧に答えてくれる。生徒たちへの愛が伝わってくる。


2. 授業・カリキュラムについて

Q. 授業・カリキュラムはどんな感じですか?卒業要件などについても、教えてください。

Quarter System: 夏を含めて1年が4学期にわかれていて、1学期は10週間ととても短い。10週間の期間に中間試験が2回と期末試験があるので、いつも試験勉強に追われて忙しい。その代わり、1学期に授業を3つしか取らなくていいのでその3つのトピックに集中できる。とりたい授業は大体とれる。
外国語は、international studentであれば取らなくてもいい。ライティングセミナーが2つ、リベラルアーツのDistributive requirementsが8個ぐらいある。体育の授業を3学期取らないといけない(クラブ活動もカウントされる)のと、50mの水泳テストをパスしないと卒業できない。


Q. 何か印象に残っている授業はありましたか?

ライティングセミナーでとったArab Revolutionsという授業。アラブ諸国の歴史やアラブの春について学んだ。教授がアラブの春の紛争地域で国連のアドバイザーとして働いていた人で、実際にその政治に関わっている人から話を聞くのが面白かった。


3. 留学生について

Q. 留学生コミュニティについて、教えてください?

留学生は学校の10%ぐらい。


Q. 留学生に対して、大学からのサポートはありますか?

学校が始まる前にinternational student orientationが1週間あり、その後も留学生サポートの団体からよく連絡が来る。留学生に対する奨学金は少ない。


Q. 日本人留学生や、日本にルーツを持つ人々と関わる機会はありますか?

日本人がとても少ないので、コミュニティーとして正式な活動はないが、ご飯を食べに行ったりする。私の学年は自分を含めて日本人が3人いる。


4. 学生生活について

Q. 寮のシステムや雰囲気について教えてください。食事は提供されるのですか?

ミールプランは原則として強制加入。8から9割の生徒が寮に住んでいる。1年生の寮は古くて汚いのが多い。私の寮はネズミがよくでたし、フロアで共有しているシャワーもあまり綺麗ではなかった。でもネズミがジョークになって、フロアのみんなとすごく仲良くなった。


Q. 週末はどのようにして過ごしていますか?

グリークライフが盛んでパリピが多いので、金曜と土曜の夜はキャンパスの過半数がフラタニティーのパーティーにいるか寮で飲んでいる。日中はいろんなスポーツをしたり勉強をしている。私は友達とパーティーにいったり、冬はスキーをしたりして過ごし、日曜の午後から勉強を再開する。


Q. 大学生活の中で、地域のコミュニティと関わることはありますか?

学校の周りには小さな街とレストラン数軒しかないので地域コミュニティとはほとんど繋がりがない。


5. 大学の周りの地域について

Q. 大学の周りは、どんな環境ですか?日本食は調達できますか?

治安はとてもよくて、夜1人で歩いていても危なく感じない。


Q. 大学の周りの交通網はどんな感じですか?日本からのアクセスは?

学校から数時間おきにバスが出ていて、ニューヨークまでは5時間、ボストンまでは3時間かかる。モントリオールにも5時間でいける。バスの値段は少し高めだけど、1学期に1回は都会が恋しくなるので友達と遊びに行く人が多い。


6. 大学生の、本音!

Q. 大学の好きなところは、ずばり?

学業面:小さい学校だから授業も少人数生で教授とすぐに仲良くなれる。1年生から研究に携わることができる。特に1年生の理系女子はWISP(Women in Science Program)で優先的にラボに入れる。宿題がわからなければ、チューターや教授に助けてもらえるしサポートシステムがしっかりしているから置いていかれることがない。
学業以外:田舎にある学校だけど、いつもいろいろなコンサートやイベントが行われているので暇になることがない。Work hard play hardというモットーの生徒が多い。平日はみんな夜遅くまで図書館で勉強していて空席が見つからないこともよくあるが、週末はいろんなアクティビティをしてストレス発散をしている。特にアウトドア派の人が多い学校で、毎週末ロッククライミング、スキー、カヌー、登山などが無料でできる。


Q. 反対に、大学に対して不満に感じるところはありますか?

寒くて冬が長い:キャンパスは10月から4月ぐらいまで雪に覆われていて、気温が-25度ぐらいまで落ちる。
The D-Plan:D-Planはダートマス特有のカリキュラムで、Sophomore summer(2年生の夏)はキャンパスに残って授業を取り、他の学期を1つ休学してインターンや自習をして過ごすというシステム。Sophomore Summerはダートマス生が一番楽しみにしている学期だが、ビザの関係で留学生は残念ながらとることができない。D-Planのせいで友達に1年ほど会えないということがよくある。


Q. 大学には、面白い伝統やイベントがありますか?

グリーンキーというミュージックフェスティバルが毎年5月に開催されて、有名なアーティストがパフォーマンスをする。
Homecomingという卒業生が学校に帰ってくるイベントでは、10m以上ある焚き火の周りを1年生が列になって走り回って先輩たちがブーイングをするという面白い行事もある。他にもカルトっぽい伝統行事がたくさんある。


Q. 大学のカフェテリアのおすすめメニューは?!

カフェテリアは3つしかないけどどこで食べても大体美味しい。グルテンフリーやベジタリアンなどヘルシーなオプションが充実しているのが嬉しい。毎朝自分で野菜を選んで作ってもらうオムレツやテイクアウトのサラダバーがお気に入り。


7. 大学生からのメッセージ

Q. これから大学への留学を目指す人に、アドバイスはありますか?

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