デンマークは北欧諸国の中で一番南に位置し、海を挟んでスウェーデン、ノルウェーと向かい合っていて、南はドイツと国境を接している。自国領のグリーンランドとフェロー諸島を除くと北欧の中でも最も小さな国。
デンマークの国土は平坦ながら森や丘陵などの豊かな自然に恵まれ、かつては農業や酪農が盛んに行われていた。1950年代に工業国へ転換して以降、ブロックのLEGOや陶磁器のロイヤル・コペンハーゲンなど北欧有数の大企業が育ったほか、造船業や、北欧家具などのデザイン製品分野の産業も活発な成長を遂げている。
※以下は2020年7月時点の情報です。内容は学生の調査・主観に基づいた情報ですので、参考にする際には注意してください。
人口
約581万人
時差
夏期間:JST-7(毎年3月下旬から10月末のサマータイム)
冬期間:JST-8(毎年10月末から3月下旬まで)
公用語
デンマーク語
気候
沿岸を流れるメキシコ湾流のおかげで、北海道より北に位置する高緯度のわりには穏やかな気候。
6〜8月の短い夏は25度程度で快適。
長くて寒い冬は、風が強く、ほぼ曇りや雨。
首都
コペンハーゲン
大学教育は一般教養よりもそれぞれの専門分野の研究を主体としており、16の大学のうち、8校が総合大学で、残りの8校が工科大学、歯科大学などの専門大学である。
その他に、デザインやエンジニアリング等の職業専門教育機関がある。これらの職業専門教育機関修了後、職業学士の資格を取得できる。
物価に関しては、ヨーロッパではトップクラスの高さで、コンビニで軽食を買うだけで60クローネ(約1,000円)、水も500mlのペットボトル1本で10クローネ(約160円)以上はかかるとされている。一方で、スーパーでは、日本と同じくらいか少し安い金額で野菜や果物を買うことができる。
また、生活を始める際に認識しておきたいのが“25%”という消費税の高さ。食料品などへの軽減税率も設けられていないので、食費や買い物の予定を計算する際には、注意しておくべき。
市内での家賃の相場は、1LDKの部屋1カ月・9,000クローネ(約15万円)程度で、東京都内と同レベルの高さ。交通費は少々割高なので、自転車を活用すると良いだろう。
一定の条件を満たせば大学や国関係なく募集できるものや、デンマーク政府が支援している奨学金もあるが数は英米に比べると少ない。
デンマークでの医療費は留学生でも原則として税金により賄われ無料。
基本的には指定された開業家庭医であるホームドクターをあらかじめ選定し、緊急時以外は、ほぼどのような病気でも最初はホームドクターの診察を受ける。