演技、動き、発声、演出、脚本、音響、証明、セット、舞台の歴史、など幅広く学んだり、焦点を絞ったりすることができる。
授業は実践型が多く、それぞれの長所を活かした活躍ができる。
また、演劇学は演じるだけでなく、演劇をどう社会で活かせるか(教育など)を勉強することも可能。
演劇をやったことが無い人も始められるクラスもあったり、専攻じゃなくても受けられるクラスもある。
また、それぞれの特技を持ち寄って生徒だけでひとつの舞台を課外活動として作り上げている生徒が多い。
卒業後、弁護士や先生など、人前に立つお仕事に就く人も多い。裏方や演出指導志望の方々は、マネジメントスキルがとてもアップしている。(Erika.S)
自分の殻を破る勇気。間違いはない世界に飛び込む勇気。フィードバックを受け入れる勇気。
舞台の歴史のテストはまた話が違うが、実践型の授業においては基本的に正解のない、想像力を問われる授業が多くなる。
時には「何やってるんだ自分」と思うことも。そこでどれだけ自分をさらけ出せるか、フィードバックを受け入れて次に活かせるかが鍵なのかなと思う。
あとは、リハーサルの時間が沢山あるので、タイムマネジメントスキル。
注意しなければいけないことは、大学によっては副専攻にできなかったり、専攻の人しか受けられない授業もあったりするため、どのレベルで関わりたいかによって大学を見る必要がある。(Erika.S)
演劇×教育の授業。日本人が古典で古い日本語を学ぶように、アメリカの小中高ではシェイクスピアの物語を通して古い英語を学ぶ。それを退屈だ、苦手だ、と感じる生徒さんはとても多い。それを問題視した教授が立ち上げたコースで、私たち大学生が授業時間に学校を訪問しシェイクスピアのシーンを目の前で演じて見せたり、有名なセリフを使ったゲームを考えて一緒に楽しんだりするワークショップを行う、という授業。
子供達にとっては、読まなければいけなかった難しい紙の上の文章が本の中から飛び出して目の前にあるということで、自分も物語の一員になれたり、親しみやすかったり、意味がわかりやすくなったりする。演技指導も受けながら、最初はイヤイヤ参加している小中高の生徒さんたちがどんどんシェイクスピアを楽しんでいるのを目の当たりにできたときの達成感が半端じゃない。
(Logo: UC Santa Barbara)
ErikaS
今までYoutubeに上がっているダンスのコピーや人の作品に参加することしかなかったので、理論的に振り付けや動きにおける表現を考える刺激的な授業だった。
生徒はダンスにおける表現方法を学びながら毎日実際にバレエからヒップホップまであらゆる種類の基本ステップを練習する。中盤で即興ダンスの理論/実践を行い、最終プロジェクトでは個人で振り付けをして実際に発表をする。
筆者は授業で学んだコンテンポラリーダンスでの感情表現を取り入れ、以前から興味のあった “デストピア” や ” ロボット” をテーマに作品を作り上げた。
(Logo: Colorado College)
Takuto
自分が今まで生きてきた中で起きた出来事(歴史的出来事でも思い出でも)を10分間のパフォーマンスで抽象的に表現することが最終目的であり、期末試験。
授業内では、先生から文字、食べ物、光、音、土、場所など、色々なものをパフォーマンス材料として使えるような創造力を引き出すワークショップを行い、習ったことを活かして、10分間のパフォーマンスを先生と相談しながら自分で作り上げて行く。最後の授業では1学期間クラスメイトが試行錯誤を重ねたパフォーマンスを発表し合い、賞賛しながら最後にはピザをみんなで食べて打ち上げをする。私は、3.11の地震や津波、そして復興ソングをテーマにしたパフォーマンスを行った。
(Logo: University of California, Santa Barbara)
ErikaS