留ナビ

留ナビ

UC San Diego: 学生の声

実際に進学している学生に、それぞれの学生生活や、学校について感じていることについて聞いてみました。

回答してくれた学生: Takap, H.T

1. 校風について

Q. 大学が大切にしている理念を表す「キーワード」はありますか?

”Let there be light” だそうです。

n/a


Q. 学生は、どんな雰囲気ですか?

フラタニティーやソロリティーに入る一部の白人を除くと、基本的にSTEM専攻のアジア系の学生が大多数の印象。
それぞれの学生は数ある中からJapanese Student Associationなどのクラブに属して、ソーシャルライフを楽しむのが一般的。

大学に入るまでは知りませんでしたが、UCSD = University of California Science Department と言われていたりもするほどSTEMの学生が多いです。実際、私のスイートメイトも10人中9人がSTEM専攻です。アジア系の学生が多いですが、想像以上に日本人の学生がいません。性格な数はわかりませんが、キャンパスにいる日本人は交換留学生の方が多いくらいに思います。
また、ソーシャルライフについてはたまに”UC Socially Dead”と言われているのを耳にしたりもしますが、そこまでではないと思います。確かにパーティーは少なく、パーティー好きの子達はダウンタウンの他大学に行く感じなので、socially deadではなく、ただパーティーが少ないだけで、自分の所属しているコミュニティーの中でソーシャルライフは満喫できます


Q. 大学が大切にしている理念を表す「キーワード」はありますか?

教授は人によってすごいわかりやすかったり、反対に字が読めなかったりするため、(選択授業を選ぶ前に)オンラインで教授の評価を確認するのは必須。
どの教授も全体的に教えることに熱心。

新しめの大学(1960創立)ということもあり、名物教授、のような教授はあまり聞かず、むしろ若い教授が多い印象を受けます。実際には若い教授の方が大学での生徒からの評価をあげようと努力するため授業の質も良い場合が多かったです(今の所は)。そのため、オフィスアワーにも気軽に行けて、学生との距離も近いような気がします。授業の進め方は様々ですが、300人以上の学生を抱えながら、iClickerを使ってまで出席を取る教授が多いのには驚きました。


2. 授業・カリキュラムについて

Q. 授業・カリキュラムはどんな感じですか?卒業要件などについても、教えてください。

クラスの規模はライティングや社会科学の授業を取らなければ、基本的に講義は数百人規模。どの授業でもDiscussionという数十人の小規模クラスもある。Language requirementは日本の高校に通っていれば自動的に満たされる。

【クラス】STEMの授業は基本的に300人規模で、私が経験した1番少人数なのはフランス語で15人でした。ただ、全てのクラスで大人数レクチャーとは別に週1回のDiscussion sessionがあり、こちらは平均30人です。どこに行っても大規模ですが、教授へのアクセスは大抵オープンで、困ることは後ろの席すぎて黒板/スクリーンの文字が読めないこと以外ないと思います。
【カリキュラム】振り分けられたカレッジによってGeneral Education(一般教育課程の必須カリキュラム)が異なり、大半のカレッジではlanguage requirementはありません。General Educationはどのカレッジでも大きくNatural sciences, Social sciences/Humanities, Writing program (, and fine arts)に別れていて負担は大きすぎないと思います。
【履修】履修登録は、持っている単位が多い順にできます。つまり、1年生ならAP科目をたくさん持っている順に登録できるということです。私は数科目しか持っていなかったので、いつもほとんど最後でなかなか取ろうと思っていたものには届きませんでした。ただ、取りたい授業が取れないということは一部の授業を除いて殆どなく、取りたい教授の授業が取れない場合がほとんどなので、多少の妥協は強いられますが、大きな問題ではないかもしれません。


Q. 何か印象に残っている授業はありましたか?

Playwriting(劇作)のクラスを取って、毎週劇を自作するのがとても印象的だった。人クラス十人規模で、お互いの劇を共有したりして、楽しい授業だった。


3. 留学生について

Q. 留学生コミュニティについて、教えてください?

約3万人の学部生がいるため、自分が属するコミュニティを探すのが大事。留学生同士のコミュニティのようなものは特に無い。


Q. 留学生に対して、大学からのサポートはありますか?

Writingのサポートや留学生用のInternational Student Officeなど、サポートは充実している。


Q. 日本人留学生や、日本にルーツを持つ人々と関わる機会はありますか?

毎週金曜日には日本人学生会が日本語を教えるワークショックを開いたり、毎年大きな「祭り」を開いたりと活動は活発。


4. 学生生活について

Q. 寮のシステムや雰囲気について教えてください。食事は提供されるのですか?

ミールプランは強制加入。1年目は寮に住むにしても、2年目以降は友達とアパートメントをシェアハウスする人も多い。

寮は振り分けられたカレッジごとにあります。家から直接登校する人以外は、一年生のうちは全員residence hallに住みます。私のいるmarshall collegeでは、3人部屋二つ、1人部屋4つの計10人でコモンエリアとトイレ・洗面所を共有するスイートでした。Residence hallsにはキッチンがありません。2年生からはカレッジごとのアパートメントに移ります。アパートメントは少し小さくなり、だいたい6〜8人くらいで住んでいます。寮に住めるのは2年生までで、3年生からは殆どがキャンパス外のアパートに住んでいます。バスで通学していますが、キャンパス付近のアパートは学生のシェアハウスになっているところが殆どなので、寮のような感じでした。La Jollaは治安がとても良いと言えると思うので、オフキャンパスでも不安はそんなにありません。


Q. 週末はどのようにして過ごしていますか?

体育会系のクラブに属していれば練習をしたり、そうでなければ宿題をしたりといった感じ。属しているクラブによっては学期に数回パーティーをするところもある。

土曜日は、所属しているクラブのプロジェクトミーティングに参加し、手術支援ロボットのプロトコル作成を進めています。本当はスポーツクラブに入りたかったのですが、入学時には自分のスケジュールがわからず断念したので2年目から入りたいです。
日曜日は大抵友達とビーチに出かけています。大学のある地域が高級住宅地のため、物価はなんでも高いですが、大学の学生が全員もらえる公共交通機関のフリーパスでバスに乗れば割とどこにでも行けるので、毎回違うビーチに行ったりして楽しんでいました。学内イベントはSunGod Fesというミュージックイベント以外は特に有名なものもないのかなーという感じです。


Q. 大学生活の中で、地域のコミュニティと関わることはありますか?

属しているクラブによっては地域の人と交流する機会もたくさんある。ボランティアであったり、体育会系のクラブの練習であったり、機会は様々。

自分がとのように関わっているか、或いは関わっているか否かによると思いますが、地域との繋がりはあると思います。私は所属しているBMES (Biomedical Engineering Society)でSan Diego Festival of Science and EngineeringというK-12の子供たちを対象にしたイベントのボランティアに行ったりしました。
同じSan Diegoにある大学(SDSU,USD)との交流はありませんが、UCSD内では学部と大学院のつながりがあり、特にBS-MSプログラム(学部と修士を5年で終わるプログラム)など充実しています。

また、Bioengineeringに関していうと、周辺にBiotech系企業が多く、DNA sequencingでは全米シェアトップのIlluminaやGenentechなど、多くの有名企業がインターンや就職の説明会に来ています。


5. 大学の周りの地域について

Q. 大学の周りは、どんな環境ですか?日本食は調達できますか?

サンディエゴ郊外の高級住宅街ラ・ホヤに大学があるため、とても治安はいい。飲食店や商業施設も充実しているが、物価が高い印象。バスを使えば基本的に移動可能。

n/a


Q. 大学の周りの交通網はどんな感じですか?日本からのアクセスは?

空港からはUberかLyftを使うのが一般的。普段の生活は、学生は全員無料でバス乗り放題。

n/a


6. 大学生の、本音!

Q. 大学の好きなところは、ずばり?

【環境】 冬に雨が降る以外はほぼ毎日晴れていて、暖かいので過ごしやすい。海も近くとても綺麗で、最高。
【人】 カリフォルニア州立ということもあって、アジア系の学生がとても多く、日本人として居心地がいい。
【カリキュラム】 BiologyやElectrical Engineeringを中心としてSTEMに力を入れているため、エンジニアリングや科学のプログラムが充実している。データサイエンスなど新しい専攻もどんどん作っているから、新しい学問に興味があればおすすめ。あと、海洋学に興味があれば、Scripps Oceanographyは世界でも有数の研究所。
【サポート】 エンジニアリング関連の学生団体がたくさんあるため、よくGoogleやFacebookで働く卒業生を招いてのキャリアイベントが行われる。他の分野に関しては正直詳しく無いけど、キャリアイベントは全体的に活発な印象。また学生向けの研究プログラムもたくさんあるため、大学院を考えている人にもおすすめ。

【カリキュラム】専攻によるのかもしれませんが、私の専攻Bioengineering: biotechnologyは必修授業が多く、4年間のカリキュラムはほとんど決まっています。大学学部は6つのカレッジ(2020 Fallに7つ目ができます!)に分かれていて、各カレッジごとに一般教養が異なります。(このカレッジは、アプリケーションを出す際に希望順を出せるのですが、私は何のことか知らずに適当に番号を振ってしまいました…そんなに悪くはありませんが知っていたら1番は違ったな〜)。メジャーやマイナーはかなり細かくて面白いです!私はRady School of Management で Entrepreneurship & Innovationをマイナーにする予定で、バイオテック系のベンチャー企業についてマネジメントやエンジニアリング、コンピューターサイエンスなど複数のデパートメントから授業を取る予定です。
【研究】完全なるSTEM schoolなので、研究やその施設については充実していると思います。キャンパス内にはたくさんの研究の機会があり、特に生物学や薬学が活発な印象を受けます。Medical Schoolは大きく、免疫学研究所や癌研究所などキャンパス内やキャンパスから少し離れたところにたくさんの施設があります。さらに大学周辺にもたくさんの研究所があり(主に医学、生物系、あとqualcomm)私はキャンパス外ですが寮のすぐそばにあるSalk Institute for Biological Studiesという研究施設のなかで遺伝子工学の研究(とまでは言えない見習い程度)をしています。Salk Institute はその建築でも有名で、太平洋に面しており、海と真っ青な空と太陽を眺めている時(特にサンセットの時間帯)は本当に幸せです!


Q. 反対に、大学に対して不満に感じるところはありますか?

コミュニティとしてのつながりが少ない。大学は大部分の資金を研究関連に使うため、特に大学全体のイベントとかは少ない印象。勉強するには適しているけど、他の人と繋がるにはクラブに入るなど努力が必要。
授業が履修しずらいことがある。コンピューターサイエンスなど一部の授業は物凄い人気で、教える側のキャパシティの関係で取りたくても取れなかったりする。賢く授業をとる順番を計画する必要あり。

【コミュニティ】UCSDはスポーツが弱いからか、全体的にコミュニティのつながりが強いとは言えないと思います。大学が主催しているイベントも少なく、Convocation(入学式のような歓迎会)でさえただただ人数が多かったという以外特に印象に残らない感じでした。
自分で入っていけばいくらでもコミュニティはあります!主に同じメジャーとその分野に興味がある人が集まっているアカデミックなものもあれば、JSAのような文化的なものもあります。私はスケジューリングがうまくできず、あまりイベントには参加できませんでしたが、BMES (Biomedical Engineering Society)ではProject Teamに入り手術支援ロボットのプロトコルを作ってデザインコンテストに出ることをチームの目標に活動しています。
【キャンパス】キャンパスはとにかく広いです。取っている授業にもよるのかもしれませんが、私は特に運動をしなかった日でも授業の移動だけで2万歩近く歩いています。スケボやスクーターを使っている人も多く特に問題はないですが、疲れている時は帰るのも面倒に思ってしまいます…


Q. 大学には、面白い伝統やイベントがありますか?

Sun God Festivalというコンサートが毎年あって、DrakeやJojiといった世界的に有名なアーティストがパフォーマンスする。学生は皆Sun Godに行くという伝統がある。

n/a


Q. 大学のカフェテリアのおすすめメニューは?!

自分でカスタマイズできるピザが一番美味しい。あと、メキシコとの国境から近いことからメキシコ料理も揃ってる。ブリトーはおすすめ。

ダイニングは全部で10近くあり、各ダイニング異なるメニューを提供しています。カスタマイズできるピザ、メキシカン、Vegan向けのダイニングや寿司を中心に出しているアジアンダイニングもあります!最初の学期はどこのダイニングに行くか友達と決めるのに時間かかるほどでした笑


7. 大学生からのメッセージ

Q. これから大学への留学を目指す人に、アドバイスはありますか?

n/a

n/a