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Kings College London: 学生の声

実際に進学している学生に、それぞれの学生生活や、学校について感じていることについて聞いてみました。

回答してくれた学生: 恭平

1. 校風について

Q. 大学が大切にしている理念を表す「キーワード」はありますか?

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Q. 学生は、どんな雰囲気ですか?

・自分と同じ国際関係学専攻の学生中心に特に見られる特徴かと思いますが、自分の意見を強く持つ人が多いと感じる。
・リベラルな思想を持つ学生が多いイメージで、平和な社会を作る事や環境保護を重視する人がよく見られる。
・愛校心は意外にそこまでない気がします。あくまでも個人的なイメージ。しかし大学対抗のスポーツの試合等では盛り上がる。
・学力や才能等は様々で、既に知識と思考力に優れている人から成績が伸び悩まず苦戦してる人までいる。学問への興味や事前知識によると思われる。
・性格も様々で真面目な性格の人は毎日図書館等で勉強や課題に励んでる一方で、頻繁に友達と飲んでたりクラブに行ったりする人もいる。
・勉強のクオリティーは時間配分の巧さに大きく影響されるからか、よく遊びに行く人の成績が低い訳でもない。


Q. 大学が大切にしている理念を表す「キーワード」はありますか?

・教授の雰囲気も様々で一言では表せないが、講義やセミナー以外の時間でもマンツーマンで教授に質問できる時間(office hour)やカジュアルなイベント等で交流できる機会があり、親近感を感じられる事が多い。
・授業の理解のしやすさは教授の講義の巧さに左右される。本人の経験や知識関係なく、ハキハキ喋る人など。
・大半の教授は講義を録画してくれるのでオンラインで再度見直す事ができる。


2. 授業・カリキュラムについて

Q. 授業・カリキュラムはどんな感じですか?卒業要件などについても、教えてください。

・イングランドの他の大学と同じく基本は学部3年制が大半。
・文系を中心に多くの学部で交換留学の機会が提供されており、一部の専攻では必須も。
・国際関係学のコースは1年目の科目が全て必須であり、2年目と3年目は大半の科目が選択可能
・選択科目は一部他学部や他カレッジから選択可
・一部の学生は言語を追加で選択できる。
・文系科目中心に授業時間は少ない(私の場合は週7〜8時間程度)代わりに課題等が沢山ある。最終学年は卒論がある為授業が更に少ない。


Q. 何か印象に残っている授業はありましたか?

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3. 留学生について

Q. 留学生コミュニティについて、教えてください?

・留学生は圧倒的に多い。それに比べれば日本人は比較的少ない。
・フランス人が一番多いイメージ。
・大学から留学生へのサポートも手厚い。新入生には留学生専用のオリエンの設けてくれる。


Q. 留学生に対して、大学からのサポートはありますか?

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Q. 日本人留学生や、日本にルーツを持つ人々と関わる機会はありますか?

・日本人学生は日本人と深く交流を持つ人と全く持たない人に分かれてると思う。
・Japan Societyを通じて大学内やロンドンの他大学の日本人や日本文化に興味を持つ人と知り合う事が可能。パブ会や日本人向け就職説明会を含め多くのイベントがある。
・これらのイベントを通じなくても日本人同士の交流はある。
・学部生は学部生と、院生は院生同士の交流中心のイメージ。


4. 学生生活について

Q. 寮のシステムや雰囲気について教えてください。食事は提供されるのですか?

・1年目は基本希望すれば大学が寮を提供してくれる。
・一般的には全室個人部屋で、完全プライベートのstudioタイプ、台所だけ共同のensuite, 台所と風呂・便所が共同のnon-ensuiteに分かれる。
・Studioでは共同スペースがなく口論等の心配もないのが利点だが交友関係を深めるには共同スペースがあるタイプの方が良い。
・場所にもよるがロンドンの寮は比較的高額で予算はensuiteで週£250前後。価格は毎年上昇傾向。
・学生寮は光熱費等が全て入っており、大学やロンドンの生活関連のサポートはやや充実してる。
・KCL専用寮の他にロンドン大学共通の寮があり、後者はUCLやSOAS等の他カレッジの学生と交流できる利点がある。申請時に希望を出せるが、KCL生の枠は限られており必ずしも希望に沿う形にはならない。ロンドン大学共通寮は大半がミールプラン付きだが寮費自体が安い傾向。
・2年目以降は一人で又は友達とフラットシェアする留学生が多いが寮に住み続ける事も可能。KCL提供の寮は1年生が優先になるが再申請する事もできる。その他民間の寮はロンドン中に沢山あるので好みに合った形で選べる。


Q. 週末はどのようにして過ごしていますか?

・文系科目を中心に平日も授業自体が少ないので個人的には平日と土日の差が余り感じられない。課題が溜まっていれば土日に進める事もあれば平日に遊びに出かける事もある。授業よりも課題による拘束時間のが多いためスケジュールの自己管理は重要。
・忙しくなければ友達とご飯食べに行ったり、パーティーに参加したりと柔軟に時間を使える。
・特に1年目はパーティーが盛んで交友関係次第では頻繁に誘われる事もある。寮でパーティーを行う事もある。欧米人を中心にクラブに頻繁に行く傾向がある。
・サークル(society)等の活動も多い。私は毎週末野球に参加してた。
・サッカーは盛んで、週末に適当に誘われる事もあり、友達同士でピッチを借りて遊んでた。その他、偶にゴルフに行く事もあった。


Q. 大学生活の中で、地域のコミュニティと関わることはありますか?

・普段の交流は大学関係ない。もちろんKCL生との交流が一番多いが、友人やイベントを通じて他カレッジ・他大学の学生ともつながやすい。
・前述の通り、ロンドン大学内であれば他カレッジの科目を一部選択できる場合がある。
・サークルや学問関連のイベントでは学年は基本関係ないのでFounation・学部・大学院・博士号の学生まで縦の交流もある。


5. 大学の周りの地域について

Q. 大学の周りは、どんな環境ですか?日本食は調達できますか?

・日本の大都市圏から行くとロンドンは意外と小さく感じる。普段の生活は徒歩や自転車で十分な範囲。
・建物の雰囲気はヨーロッパそのもの。横浜や神戸に一部見える洋風建築とは桁違いの豪華さ。一方で街の大部分が古く、
近代的エリアは比較的少ない。
・スーパーは各地にあり、生活は困らない。コンビニがないのが欠点。代わりに24時間空いoff-lisenceと言う個人経営の店が点在する。
・日本の様に駅周辺にデパートが集まっておらず、ロンドン中心部は東京の銀座の様なエリアに老舗百貨店や個人商店が並ぶ。大型商業施設は中
心部から一歩出ればある。
・治安は悪い。テロは稀だがスリ等は日常茶飯事。夜はエリア関係なく注意が必要。
・周りの環境はキャンパスによる。Strandキャンパス周辺は高級レストランが多い。Waterlooキャンパス周辺のがお手頃な飲食店が多いかも。


Q. 大学の周りの交通網はどんな感じですか?日本からのアクセスは?

・イギリス各地へは鉄道やバスが充実してる。
・ユーロスターでフランス・ベルギー・オランダにも直行で行ける。
・空港が6つぐらいあり、世界各地への便が飛んでいる。難点はほとんどの空港がロンドン
中心部から遠い。
・市内も鉄道・バス等が充実しており、週末は一部地下鉄が24時間運転してる。
・日本から直行便あり。


6. 大学生の、本音!

Q. 大学の好きなところは、ずばり?

・とにかく立地が良い!5つあるキャンパス中の4つはロンドン中心部のテムズ川沿いにありアクセスが良い他、景色も良好!
・世界各国からの学生が集まり、多種多様な文化や言語に触れる事ができる。特にヨーロッパ各地からの学生が多く、交流を通して様々な経験や知識を得る事が出来る。この点はKCLのみならずロンドンの各大学共通の良さだと思います。
・文系は授業が比較的少ないので空き時間を自習も含めて柔軟に使える。
・専攻によるが一部の科目は学部外から選択が出来、KCLはロンドン大学傘下の為他カレッジから科目を選択する事も可能。
・図書館が各キャンパスにあり、ゴシック建築の建物から近代型キャンパス内のものまであり、好みの雰囲気に合わせて勉強する事ができます。
・KCLは国際関係学に強く内容も充実していると感じる。授業の分かりやすさは教授によって変わる。


Q. 反対に、大学に対して不満に感じるところはありますか?

・事務の対応がやや雑で効率も悪い。
・学費が相当高く、ストライキで授業がなくなっても返済はなかった。
・選択科目によっては異なるキャンパスで授業がある場合があり、個人的には一切不便を感じなかったが人によっては大変かもしれない。


Q. 大学には、面白い伝統やイベントがありますか?

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Q. 大学のカフェテリアのおすすめメニューは?!

各キャンパスにカフェテリアが設置されており、西洋風からアジア系の料理まで一応多国籍の料理が提供されています。でも残念ながらどこも美味しいとは言えません。。強いと言うならばサンドイッチ等は軽食として無難かもしれません。コーヒー等もありますので便利は便利です!
値段は英国の物価では普通かな、、


7. 大学生からのメッセージ

Q. これから大学への留学を目指す人に、アドバイスはありますか?

個人的な見解ですが留学中に大学の授業から学ぶ事は半分位だと思ってます。生活環境や周りの人々から学ぶ事大変多いと思います。楽しみがら日本では出来ない学びと経験をしてください!