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Claremont McKenna College: 学生の声

実際に進学している学生に、それぞれの学生生活や、学校について感じていることについて聞いてみました。

回答してくれた学生: Yuma

1. 校風について

Q. 大学が大切にしている理念を表す「キーワード」はありますか?

Crescit cum commercio civitas”, or “Civilization prospers with commerce”. Motto is to “educate its students for thoughtful and productive lives and responsible leadership in business, government, and the professions, and to support faculty and student scholarship that contribute to intellectual vitality and the understanding of public policy issues. “
Economics, Government, International Relations, PPEなど実用的な専攻にする人が多く、卒業後、大学院に進学する人は少ないが就職率は高い。また起業家も多め。元々は終戦後に金融、政治界で働く前に大学を進学する元軍人用に作られた男子校、今は共学。


Q. 学生は、どんな雰囲気ですか?

ビジネスに興味がある、熱心で真面目だが、オンオフの切り替えがしっかりとしていて、休みの時は楽しむ。リーダーシップを発揮するタイプの人が多い(高校で生徒会長だった人や、成績優秀者、NPOを運営していた人、部長をしていた人など様々)。スポーツ推薦の人、また部活で活躍するひとが1/3ほどいるが、学力もちゃんと考慮されて入学している。愛校心も強く寄付をする卒業生も多い。比較的中立派(少し保守派より)。他の大学と比較できないのでわからないが、様々な人種があると思う。


Q. 大学が大切にしている理念を表す「キーワード」はありますか?

文系の科目はディスカッションベースが多い様に思われる。初回授業にシラバスが配られ、それに沿って行われる。大きな大学と違い、教育に熱心な教授も多く、生徒との距離が近い。また、きちんとコミュニケーションを取れば、提出日の延長などの融通は効く。Office Hoursも週二回ほどあり、その時間が無理なら別にメールなどで予定を組むこともできる。


2. 授業・カリキュラムについて

Q. 授業・カリキュラムはどんな感じですか?卒業要件などについても、教えてください。

Introの講義(最大40人)のぞき、最大20名ほど(私の授業は12人前後が多い)、言語テストを合格しない限り3学期分の言語の履修。


Q. 何か印象に残っている授業はありましたか?

Leadership 142 (Leading Social Innovation)
社会起業家について学べ、実際に学期を通して1人の社会起業家とプロジェクトを行う。


3. 留学生について

Q. 留学生コミュニティについて、教えてください?

留学生専用のオリエンテーションがHMCを除いた4校が実施する。


Q. 留学生に対して、大学からのサポートはありますか?

留学生はFull Tuitionを払う人がほとんどだと見受けられる。ESL授業なし(Toefl100点は入学最低基準)、CWPD(The Center for Writing and Public Discourse:在校生がwriting supportしてくれる)やESL生徒は3名の教授がwriting supportしてくれる。OPT support、就活支援あり。それぞれ専門の機関がある。


Q. 日本人留学生や、日本にルーツを持つ人々と関わる機会はありますか?

日本人は私を含めて2人だけである。5c内での日本人コミュニティが若干あり20名ほどいる。


4. 学生生活について

Q. 寮のシステムや雰囲気について教えてください。食事は提供されるのですか?

事前のアンケートに基づいた寮に入寮できるよう采配される、1寮だけsubstance free、9割ほど寮またはsenior apartmentに住みオンキャンパス。キャンパスに住む生徒はミールプラン強制加入(週に8.12.14.16食のうちのどれか選べる)


Q. 週末はどのようにして過ごしていますか?

LAに友達と遊びに行く、近場のゴルフ場で練習する、私の場合は木曜日に授業が終わるので金曜日と日曜日は宿題や勉強に時間を費やすが、土曜日は友達と遊んだりする。
CMCは5cの中でも比較的パーティ文化が根付いている。しかし、悪い意味ではなく、大学が承認することで安全に行われている。例えば、一定数以上でパーティを行う場合は申請しないといけないし、大学やクラブ活動が主となって開催されるパーティには警備員がしっかりと常駐し、安全性を保証する。未成年での飲酒も容認されているが、その代わりalcohol trainingを2度受ける。
ASCAMという団体が主に様々なクラブ活動が行われている(Student Investment Fund, Consulting Group, Ski, tennisなど)。スポーツ部などはDivision 2に所属している。本格的に部活に入ってスポーツをしたくなくても、友達とチームを組んで楽しく大学内でのスポーツの大会に参加できる(卓球、バレーボールなど)


Q. 大学生活の中で、地域のコミュニティと関わることはありますか?

5Csでの授業履修、専攻、活動、食堂での飲食が可能。


5. 大学の周りの地域について

Q. 大学の周りは、どんな環境ですか?日本食は調達できますか?

Claremont、比較的小さめ、治安はいい(夜も女性だけで歩ける)、レストランなどが集まっている(アウトレットモールの様な雰囲気)、車で10分ほどにモールがある、Downtown LAから車、電車で1時間弱。オンタリオ空港が近くにある。


Q. 大学の周りの交通網はどんな感じですか?日本からのアクセスは?

車で10分ほどにモールがある、Downtown LAから車、電車で1時間弱。オンタリオ空港が近くにある。関西在住のため、関西国際空港からJALで直行便でLAXまで行き、Uberなど車で大学までいく。シャトルバス無し(1番初めのオリエンテーションの時を除いて)


6. 大学生の、本音!

Q. 大学の好きなところは、ずばり?

5Csで授業を受け、他大学でも専攻できるフレキシビリティー(他大学での食堂も使用可)、実用的なクラブ活動(Student Investment Fund, Consulting Groupなど)、卒業生とのコネクション(寄付が多いのでジムなどの施設が充実している)、社交的で熱心で実行力のある生徒、小さな大学ならではの教授や生徒との親密度、比較的綺麗で新しい校舎、寮、温暖な気候、Claremontの安全で小さめな町、LAから1時間のアクセスの良さ、体育の授業があること、授業と教授のクオリティ、どちらかといえば保守派だが、比較的中立的な思想、毎週専門家を呼んで行われるAtheneumというディナー講義、夏のインターンシップなどに対する支援など。ダブル専攻の人が多い。


Q. 反対に、大学に対して不満に感じるところはありますか?

高額な学費、4年生が住むsenior apartment以外の寮では共用のキッチンが一つしかない、お風呂がない。


Q. 大学には、面白い伝統やイベントがありますか?

様々な楽しい学校主催のパーティ


Q. 大学のカフェテリアのおすすめメニューは?!

Poke


7. 大学生からのメッセージ

Q. これから大学への留学を目指す人に、アドバイスはありますか?

百聞は一見にしかず。私自身、最初はカルチャーショックもあったものの、留学を通して、物事を多角的に捉えたり、色々な文化や考え方を受け入れることができるようになりました。SATやTOEFL対策など大変なことも多いと思いますが、留学先で得られる経験は一生の宝となるので頑張ってほしいです。