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Pomona College: 学生の声

実際に進学している学生に、それぞれの学生生活や、学校について感じていることについて聞いてみました。

回答してくれた学生: R.I, A.M

1. 校風について

Q. 大学が大切にしている理念を表す「キーワード」はありますか?

Let only the eager, thoughtful, and reverent enter here.
学問に取り組み、社会的にどう貢献できるかを考える場所にしていくことを目標としている

n/a


Q. 学生は、どんな雰囲気ですか?

気さくな人が多く、学問などで助け合い精神があり、みんなで一緒に勉強をするのが大好きな人が多い。
人種はバラバラで、所得層も低所得層から富裕層まで様々な人がいる。リベラルな人が多い。

・とにかく周りをケアして、他人のことを自分のことのように考える人。
・色々なことに興味がある人
・愛校心も皆強く、悪く言う人を聞いたことがない


Q. 大学が大切にしている理念を表す「キーワード」はありますか?

大学のサイトや先輩からの話から自分にあった授業・教授を選ぶことができる。教授は気さくな人が多く、ほとんどの教授は生徒の名前を覚えてくれる。私のマクロ経済の教授はとても親しみやすく、夏休みにリサーチ・アシスタントとして研究をさせてもらい、教授の家族と野球観戦などにも行くような関係となった。

・ディスカッションや質問をすぐにすくってくれるので分からない所が頭に残らずに勉強に取り組める(多分それはどの大学、特にリベラルアーツなら基本そう)
・教育に時間を割いてくれる人がとても多く、どの先生方もこちらから求めた場合に限らず、向こうからも気にかけてくれる。ただ、リソースを最大限活用するためには自分から積極的に行く方が良い
・僕はアドバイザーともとても仲良くなれて、相談以外にも夜に日本食の店に連れて行ってくれたり、とても向こうから気にかけてくれる人が多い
・評判が悪い教授はrate my professorsや5Cの教授だけをまとめた専用のサイトなどで確認できるので授業登録してから後悔することは少ない


2. 授業・カリキュラムについて

Q. 授業・カリキュラムはどんな感じですか?卒業要件などについても、教えてください。

授業は少人数なため入れないときもあるようだが、多くの場合、PERM(授業に入るための許可)を教授にお願いすれば入れてくれる。一年の時にID1という、First Year Seminarのような授業があり、エッセイの書き方やディスカッションの仕方だけではなく、大学にあるリソースの使い方も教わる。Language requirementは日本語のテストなどを受ければ取ることができる。

・クラスはほぼ全ての授業で15人程度の規模。一番大きくて40人程度のAsian Traditionsというクラスがあるが、それ以外に大人数のクラスは聞いたことがない。
・ID1というフレッシュマンセミナーは一年生の一学期目に必ず履修する。学校のリソースの扱い方や活用方法なども教えてもらえる。
・Language Requirementは日本語で代用可能。


Q. 何か印象に残っている授業はありましたか?

Macroeconomic Theory。ニュースに記載されている世界の経済事情を、マクロ経済の知識を用いて説明できるようになった。毎日膨大な課題が出され大変だったが、目から鱗が出るような授業であった。

Pomonaは、授業の数字の割り当ては001から190辺り
HIST 060 Asian Traditions: 一年の一学期目に履修したが、エッセイの多さにビビった。一学期間で14のエッセイをその授業だけで書いた
JPNT 172 Japanese Philosophy: 違う視点から日本の哲学を勉強できたが、とにかくreadingが多い(毎授業100ページ弱)上に、期末が全readingから出されたので哲学をやっているのか文学作品の暗記をしているのかよく分からなくなった。良くも悪くも大学での勉強に慣れた


3. 留学生について

Q. 留学生コミュニティについて、教えてください?

ISMP(International Student Mentor Program)というコミュニティーがある。1年生にはメンターがつき、メンターたちは定期的に世界各国の料理を作り、一緒に食べる場を提供している

・毎年合格する生徒の11-15%は留学生。感覚的には結構多い。日本からは僕の学年では自分含め二人


Q. 留学生に対して、大学からのサポートはありますか?

OPT説明会などが年に何度か行われる。入学前に他の4大学と合同で留学生のみでオリエンテーションが行われ、他の留学生とつながり、助け合うコミュニティーができる

・ISMP (International Students Mentor Program)
・NISSO (New International Scholar and Studnet Orientaiton/Organization?)
・アメリカの学生が来る数日前にキャンパスに到着してNISSOなどがある。NISSOの時のメンターとは今でも仲が良い


Q. 日本人留学生や、日本にルーツを持つ人々と関わる機会はありますか?

ポモナでは8人ほど日本人がいる。正式な日本人団体などはないが、ポモナや他のコンソーシアムの日本人で集まり、日本食を食べに行く機会などがある

・JSOCC (Japanese Student Organization of the Claremont Colleges)というものがあり、日本が好きな人だったり日本語を勉強している人、日本人などが集まるコミュニティーがある
・それ以外にも日本人だけでご飯に行ったりと、色々な関わりがある


4. 学生生活について

Q. 寮のシステムや雰囲気について教えてください。食事は提供されるのですか?

1年ではSponsor Groupというグループで寮に入る。ミールプランは1年生の1学期は原則加入しなければならないが、そのあとはミールプランの回数を減らしたりすることができる。毎日それぞれの大学のメニューが書いてあるウェブサイトがあり、それ見てどこの食堂へ行くか決めることができる。
Oldenborgという、言語に特化した寮があり、そこのDining Hallでは指定された言語を話さなければならない。そこの寮では一人部屋を獲得することができるが、週に1度そのDining Hallでランチに行くことになっている

・一年生は一年生用の寮でSponsor Groupに属す。事前にアンケートがあり、それに応じてsponsor groupや部屋が割り当てられる(Transfer studentsも同様に)
・ミールプランは一年生の一学期は強制でそれ以降は自由
・二年生からはどの寮でもよい
・Oldenborg: 言語に特化した寮。来年から住む予定。


Q. 週末はどのようにして過ごしていますか?

土曜日はポモナと他の隣接している4つの大学の生徒が集まってパーティーをすることがよくある。ただ、パーティーに行かない人もおり、パーティーに行くかどうかに関わらずいろいろな人と交友関係が持てる。日曜日はブランチを友達と食べて勉強する人が多い。

・勉強 / カメラマンの仕事 / サッカー / サーカスの練習
・周りも似通っているが、パーティーに行く人は毎週末行っている気がする
・課外活動: サッカー / カメラマン / リサーチ、教授のアシスタント / サーカスクラブの練習
・学内イベント: 毎週何かしらイベントはある。あまり時間がなくて行ったことは少ないけれど。


Q. 大学生活の中で、地域のコミュニティと関わることはありますか?

周辺大学の関わりが深く、授業や課外活動も合同で行うこともある。地域コミュニティとの関係はそこまでないが、ボランティア活動などで地域の人と繋がる機会は沢山ある

・周辺4大学と2大学院との関わりが強い。


5. 大学の周りの地域について

Q. 大学の周りは、どんな環境ですか?日本食は調達できますか?

治安は良いが、町の規模は小さい。富裕層のお年寄りの町で、近くのお店は閉店時間が早く、値段も少し高い

・大学の隣に町があり、飲食店や映画館など色々あり、カフェで勉強したりする際に町に行くことが多いが、そこまで大きいというわけではない。
・Uber/車で10分程度で行ける範囲に必要なものはほぼ全て揃っている。(スーパーマーケットや家具関連なども。近くにボウリング場などもある)
・治安も良い方だと思う、特に問題を感じたことはない。
・日本食は割と多い(ちなみに20-30分くらいの場所に牛角もある笑 先学期Sponsor Groupの友達とめっちゃ行った)


Q. 大学の周りの交通網はどんな感じですか?日本からのアクセスは?

ロサンゼルス空港から車で1、2時間。民間のシャトルバスと電車でポモナまで行くことができるが整備が整っていない

LAX (Los Angeles International Airport)から車で約1時間
Ontario Airportからは約15分


6. 大学生の、本音!

Q. 大学の好きなところは、ずばり?

他の4つの大学と隣接しており、他大学との交流が深い(一緒に授業を受けたり、部活動もPizer Collegeと合同になっている)。SURP(Summer Undergraduate Research Program)と言って、リベラルアーツでも夏休み中に研究ができる。
1年生にはSponsor Groupという、寮で一緒のホールに住むグループがあり、各グループに2年生のSponsor(一年生のメンター的存在)が2人いる。グループと仲良くなることができ、Sponsorが大学の生活に慣れるためにサポートをしてくれた。
FLI(First generation and/or Low-Income) scholarsを受け入れており、様々なバックグラウンドの人と交流ができる。

学業面
・授業の選択肢が豊富 (Claremont Consortium[2.6km四方に入るくらいのサイズ]というものがあり、隣接する4大学(Pitzer/Claremont McKenna/Harvey Mudd/Scripps)の他、近接する大学院でも授業が取れる。全ての大学が徒歩圏内、僕も今学期CMCで授業、課外活動をやっていた)
・サポートが厚い。(メンターはもちろん、Writing Centerというエッセイのサポートをしてくれる場所であったり、QRC(理系の授業のサポート)など気軽に使えるリソースが多い。まだ僕自身全て使い切れていない気が。笑
・SURP (Summer Undergraduate Research Program)などもあり、リサーチをしたいときにサポートしてくれるシステムも豊富
コミュニティ/ソーシャル面
・リベラルアーツカレッジながら、コミュニティの幅が広い (隣接する大学群からの友人もPomonaでの友人と同じくらい多い)
・とにかくメンターなどのサポートが多い。(僕は入学時点で計4方向からのメンターがいました笑 ISMP: International Students Mentor Program / AAMP: Asian American Mentor Program / FLI: First-generation/Low Income / Sponsor Group: 一年生15人程度と2年生2人が同じ寮のホールで住んでいるグループ、そこでの交流がポモナの一年生の生活の大半を占めているほど、良い思い出がたくさん。一年生は右も左もわからない状態で入ってくるので、このようなグループが部屋から一歩出た所にあるのはとても心強い)
・それに加えて、NISSO (New International Scholar and Student Orientation)というものがあり、ポモナに限らずコンソーシアム内での留学生としてのコミュニティができたり、大学を理解するワークショップ等がたくさんある。Targetなどにもバスが出て連れて行ってくれるのでそこで生活に必要なものを買ったりする人もいる。
・他人のことをケアする人が多い(どんなに大変で忙しくても他人のために力になるという精神が周りですごく強い)
その他
・気候。本当に良い笑 11月でも半袖でいられる日があるのは精神的にも楽
・一年生でも一人部屋が割と簡単に取れる(事前にアンケートあり)
・隣接している大学の食堂も自由に行けるので7つの食堂から好きな所に行ける。


Q. 反対に、大学に対して不満に感じるところはありますか?

ロサンゼルスに近いことを売りにしているが、意外とLAまでのアクセスが悪い。電車が1時間に一本しかない。
アカデミアでのキャリアには強いが、企業で就職するためのネットワークがあまり強くない。

一年目というのもあるのか、特に問題を感じていない。


Q. 大学には、面白い伝統やイベントがありますか?

4/7 Day:タコスやアイスクリームの売店やジップラインが大学の芝生に設置され、勉強の気晴らしに遊びに行くことができる。
Ski Beach Day:カリフォルニア州という自然に囲まれた地形を活用し、朝に山でスキーをして夕方にビーチに行くイベント。

Ski-Beach Day: 1日の内にスキーもして海でも遊ぶという大人気イベント。海にも山にも一時間で行ける好立地を生かしたイベントで例年3月に行われる。一週間前ほどに、参加するための番号札?を取る必要があるが、その際には9時開始の番号札配布のために朝4-5時から並ぶ人もいるほど人気なイベント。
Fountaining: 誕生日の人がキャンパスのそこらかしらにある噴水に落とされるという伝統的な文化。誕生日が休みなどと被ってしまった場合はHalf-birthday、それでも被った場合Quarter-birthdayなど何がなんでも噴水に落とす。僕の場合はSponsor Group内でサプライズとして毎回やっていた。僕の時は、いつもテラスハウスを見ていた友達らにテラスハウス見ようぜーと言われ、部屋に行きドアを開けたらその部屋にSponsor Groupの総勢15人くらいがいてそこから噴水まで担いで落とされた笑 良い思い出。


Q. 大学のカフェテリアのおすすめメニューは?!

ポモナでは他の4つの大学でもご飯が食べられます。
Pomona Collegeでは、朝ごはんのオムレツ、日曜日の朝のベーグル+サーモン+クリームチーズ、Pitzer Collegeでは、 パッタイとタコス、Harvey Muddでは、パスタバーなどが美味しいです!

基本的にメニューの幅が広い。5C Menuというアプリがあって、そこからその日のメニューが見れるので、いつもそれを見てどの食堂に行くか決めている。
お気に入りは、寿司!(普通に日本の回転寿司より若干下がったくらいのクオリティの寿司が出てくる、普通においしい)とオムレツ (朝起きる唯一のモチベーションだった)


7. 大学生からのメッセージ

Q. これから大学への留学を目指す人に、アドバイスはありますか?

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留学をすることが万人に向けて最良の選択肢だとは思わないし、個人の興味関心で左右されてくるところで、海外留学が合う人も合わない人もいると思います。自分の将来やりたいことと、達成する方法などをよく考えて、自分にとって一番良い、納得のできる進路が選択できることを祈っています。