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Swarthmore College: 学生の声

実際に進学している学生に、それぞれの学生生活や、学校について感じていることについて聞いてみました。

回答してくれた学生: K.N,LT

1. 校風について

Q. 大学が大切にしている理念を表す「キーワード」はありますか?

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Q. 学生は、どんな雰囲気ですか?

・人種で言うと、アジア人が想像以上に多い!20%弱。ヒスパニックが15%くらいで、40%くらいが白人です。https://www.swarthmore.edu/about/facts-figures にいろんなデータ書いてあります。
・あとは、真面目で思いやりのある学生が多い印象。何か困っていたら、基本的に快く助けてくれる。みんな違うバックグランドをもっているのを自覚していて、オリエンの時に日本人と伝えた時に「じゃあ、日本語話せるの?」と聞かれて、「ん?日本人なんだから話せるよ」と言ったら、「ここにはいろんな人がいて、日本人だからって日本語が必ずしも話せるわけではないから、一応聞いたの。」って言われて感動しました。
・でも人によっては真面目すぎな面もあるかな。宿題を一生懸命やるのも大切だけど、体と心を大切にすることもたくさん学びました。

・優しい人が多い。初めて会った人とのアイスブレーカーは”What’s your (intended) major?”。成績とか気にはするけど、Overall GPAとかよりはただ好きな科目をいっぱい勉強したい人が多い印象。
・去年Fratsが禁止されてからパーティーシーンがだいぶ変わったらしい。学校のイベントでワイワイやるよりは、何人かの友達と部屋で飲んだり街に出て遊ぶ方が普通。


Q. 大学が大切にしている理念を表す「キーワード」はありますか?

・教授は基本的に学生のためにっていう精神が強く、勉強はもちろん、それ以上にメンタル面のサポートもたくさんしてくれます。「Swarthmoreにきたのは研究するためよりも、みんなとこうやって一緒に学んで、教えたいからだよ!」っていう人がたくさんいて、本当にそうなんだな、って感じました。
・Swarthmore では教授は必ずオフィスアワー(アポなしに会える時間)を設けることが義務付けられているので、すごくリーチアウトしやすいです。私も毎週決まった時間に教授に会いに行って、教授のオフィスに1時間とか座って、他の学生と一緒に教授も交えて、宿題を解いたり、教授とペーパーについて話したり、将来について話したり、しています。今学期は、お休みを取っている教授にもメールをしたら、わざわざ電話のアポイントメントを設けてくれて、お休み中なのにもかかわらず相談に乗ってもらったりしました。
・授業の進め方は教授によって違います。すごくいい教授は、学生の忙しさとか(ほかの授業の課題がかぶっているなど)をみてスケジュールを調節してくれたり、みんなが興味のあるものに内容を切り替えたりしてくれます。逆に人数が多かったり、教授がスケジュール通りに進めたいっていう人だと、そこまでフレキシブルではないことが多いです。
・ほとんどの教授は教えることに高いモチベーションをもっていますが、これまでに1人だけ授業もオフィスアワーもダメダメな教授もいました。なので、先輩におすすめの教授(とやめておいた方がいい教授)も聞いて授業を選ぶといいと思います!(これはSwarthmoreに限ったことではないけど)。

・授業をとる前にその教授の口コミを調べたり先輩に聞いたりすれば、大体自分に合う人の授業が受けられる。
・オフィスアワーはすごく充実しているので、「今日の授業丸々分からなかったから説明して欲しい」のような、わがままなお願いにも対応してくれる。
・人類学部長のヨルダン人の教授が好き。良い成績を取るために取る授業なら受けるな、と好きな分野と向き合う姿勢について教えてくれた。


2. 授業・カリキュラムについて

Q. 授業・カリキュラムはどんな感じですか?卒業要件などについても、教えてください。

・卒業要件は比較的シンプル!専攻や副専攻において必要とされる授業のほかには、Natural Science(いわゆる理系?生物・化学などから、数学・統計・コンピューターサイエンス(CS)などが入る)、Social Science(いわゆる文系?歴史・政治・社会学・心理学・経済・教育など)と、Humanities(英文学・映画学・ダンス系の授業・美術史や美術の授業・音楽・言語の授業など)からそれぞれ3つ取れば卒業できます。音楽やダンス、美術系の実技の授業でもこのような distribution に含まれるので、自分でクリエイティブに自由に授業が組めるのもいいところです。
・クラスは小さいものだと1~5人、一番大きくて120人くらいです。200人収容可能な一番大きいレクチャーホールがいっぱいになる授業はそもそもありません笑
・上記の requirement 以外には、language requirement(英語以外の言語が母国語ならそれでOK)と Swim Test に合格するというのがあります。Swim Test はプールで 75m(多分)泳いで、2分間くらい浮く、みたいなものだったと思います。合格しなければ、半学期間水泳の授業を取るといった感じ。
・履修したい授業が取れるかどうかは、授業によります。人気があるCSなどは毎回抽選になり、優先順位が高い人からはいれたりしますが、ものによってはスパッと入れるものもあります。

・小規模。大きいクラスは心理学、経済学など人気専攻の入門授業で100人位。ほとんどの他の授業は10~15人程度のセミナー。
・海外の高校に通っていれば申請してLanguage Requirementを満たせる。
・一年生向けのFirst Year Seminarがすごく充実している。内容が面白いだけでなく、スワスモア流のリサーチペーパーの書き方やディスカッションのやり方を12:1の授業で学べるのでお勧め。


Q. 何か印象に残っている授業はありましたか?

Introduction to Computer Science かな!コンピューターサイエンスなんて絶対にできない・やらないと思って、卒業の requirement を終わらせるために、1年生の1学期目の成績がつかないのを利用して取ったら、なんとドはまり。今は専攻にしようとも思うようになったものに出会えた授業。

History of Food in North America:
歴史とBlack Studiesの教授による一年生セミナー。毎週一つの北アメリカ原産の食材にまつわる本を一冊読み、黒人奴隷の歴史から米英戦争まで幅広いトピックについて学んだ。アメリカの歴史、人種間の問題などについて理解が深まった。


3. 留学生について

Q. 留学生コミュニティについて、教えてください?

・留学生の人数は全体の約14%くらいだと思います。
・留学生コミュニティは活発です!私は個人的にはあまり深くかかわっている方ではないのですが、i20と呼ばれる留学生で構成されるグループがあり、毎週ディナーがあったり、交流が行われています。1年目の初めに留学生だけでオリエンテーションがあるので、それでみんな顔見知りになったり、仲良くなれます。

・生徒全体の1割くらいが留学生。
・あまり留学生で固まることはない、それぞれが部活や友達グループと一緒に過ごす感じ。
・i20 Clubと言う留学生のクラブがあり、ディナーをしたり学生生活などで困ったことが会ったら気軽に相談できる。


Q. 留学生に対して、大学からのサポートはありますか?

・留学生に対する就職支援は、大学の International Students Director の人たちが非常に頑張ってくれている印象を受けています。OPT, CPTの研修やサポートはとても充実していて、いつも親身になって相談に乗ってくれます。
・今回のコロナの件でも、ビザのことで不安なことがあった際にいつも最新の情報をメールで共有してくれ、留学生を代表して大学と掛け合ってくれたり(時差を考慮した対応など)、とてもいいサポートがあると感じています。
・ただ、留学生を対象にした特別な writing support などはないと思います。

・International Student Orientationでは必要な情報を詳しく教えてくれ、留学生の上級生と知り合える。
・留学生向けのキャリア/ビザ関連のイベントが多い。
・International Student Deanのオフィスがすごく優しい。メールをしたら1日以内に返事が来る。


Q. 日本人留学生や、日本にルーツを持つ人々と関わる機会はありますか?

・絆と呼ばれるグループがあります。日本人の学生と、日本が好きな学生が集まっているグループで、毎週木曜日は食堂で一緒にご飯を食べたり、たまにカラオケやお好み焼き、おでんやカレーをみんなで作ったりもします!
・また、Swarthmore は東京大学と姉妹校の関係を持っているので、毎年東京大学が1人留学生の日本人の方がくるので、交流も多いです。
・あとは、日本語学科に日本人の教授や日本語が話せる教授や学生もたくさんいます。日本語を学ぶ学生と週に1回自由に会話をするアルバイトや、日本語学科が主催するイベントに行くこともよくあります。想像以上に日本とのつながりがあってはじめはすごく嬉しかったです。
・日本語学科以外にも、以前授業を取った宗教学の教授や美術史の教授などで日本に詳しい教授もたくさんいて、オフィスアワーなどで日本について話したりすることもあって、感動しました。笑 先学期の美術史の授業では、フィラデルフィアにある日本庭園にみんなで行ったりもして楽しかったです。ダンス学科にも、日本で太鼓を学んだ教授がいて、太鼓の授業を取っている学生もたくさんいるので、学期末のコンサートではすごい「和」なパフォーマンスもあったりで、いつも見に行くのを楽しむにしています。
・あと、Swarthmore のキャンパスには実は立派な桜並木があり、1年目の春に教授に教えてもらい見に行ったときは本当に感動!!他にもキャンパス内には、紅葉が植えられていたりして、案外日本を感じることが多いです。

・日本人学生は10人前後.。
・絆と言うJapanese Clubがあって、毎週ディナーが開かれている。
・日本語のチューターとしてバイトすれば週一で日本語を習っている人と会話ができる。


4. 学生生活について

Q. 寮のシステムや雰囲気について教えてください。食事は提供されるのですか?

・学年ごとに分けられた寮はありません!学年問わずみんな混ざって一緒に住みます。ただ、1年生が多い寮のフロアや上級生しか基本的には住めない寮もあるので、全くないというわけではありません。
・Swarthmoreでは Off-campus(寮に住まないで自分でアパートなどを借りて住むこと)も可能です(実際に知り合いで何人かいる)。でも大半の人が寮に住んでいる印象。
・寮ごとにカラーはありますが、他の大学に比べたらそこまではないかも。Substance Free(お酒などを持ち込み不可)のフロアや、男女別のフロアなどはあります(基本的には男女混ざってトイレも男女兼用)。
・ミールプランは寮に住んでいる限りは恐らく強制加入。でも、ミールプラン自体にいくつかのオプションがありフレキシブルです!ミールプランには、食堂で使える Meal Swipe、大学内のカフェなどでお金の代わりに使える Meal Points、さらに大学が位置する小さい Swarthmore という町にあるレストランやコープ(小さいスーパーみたいの)で使える Swat Points の3つが入っていて、この3つをどのようなバランスでいれるかいくつかのオプションから選べるようになっています。なので、私は食堂ではほとんどご飯を食べないので、Meal Swipe が一番少なく、逆に大学内外で使える Meal Point/Swat Point が多いプランを選択しています。(自炊に使う材料はすべてコープで買っているので学費に含まれているということです!)。

・9割寮に住む。ミールプランは全部同じ値段だが、カフェテリアで使える分と学校周りのスーパーやカフェなどで使える分を、自分で学期ごとに設定できる。
・古い寮にはゴキブリ(and/or ネズミ、その他害虫)が出る。けど、バスルームは綺麗にして下さるスタッフの方がいるのでとても清潔で使いやすい。
・一年生は入学前アンケートをもとに寮に入れられるが、2年以降は一緒に住みたい人(達)とブロックを組んで入りたい寮を選ぶことができる。前の年の寮によってポイントが決まり、高いポイントの人から先着順に寮が決まっていく。


Q. 週末はどのようにして過ごしていますか?

・週末も勉強はします。でも友達と一緒にリラックスしながらやったり、部屋でのんびりやったりみたいな感じ。
・あとは、課外活動!私は1年目はアカペラグループに所属していたので、毎週末リハーサルをして、みんなでご飯を食べていました。今学期はバドミントンをはじめたので、平日も週末もよくバドミントンしてました!あと、何もない時は大学のジムに行ったり(無料)、食材を買って料理をしたりもしてた。
・たまに、友達とフィラデルフィアに行って、Philadelphia Orchestra のコンサートへ行ったり、チャイナタウンでご飯を食べたり、ショッピングをしたりします。
・Swarthmore は木曜日と土曜日の夜に大学が主催するパーティーがあるので、それに行く友達もいます。でも行かない人もたくさんいて、行く行かないは本当に個人の自由。私はハロウィンなどの年に2度くらいしかない大きいの以外は一度も行ったことないです。笑(それでも友達出来たから大丈夫!)
・日曜日の夜は、主に理系の授業のTA(学生の立場から宿題などを手伝ってくれる人達)が主催するサポートセッションみたいのがあるので、それにふらっと行って質問したり、先学期からは私も TA として、日曜日の夜は学生のサポートをしていました(ちなみにこれはお仕事なので、ちゃんとお金もらえます!)

・友達とお出かけ、パーティー、又は部活の集まりでどっかに行くことがほとんど。週末のうち1日は部屋でゴロゴロする日。
・木曜日と土曜日がパーティー日なので、飲むかラウンジでみんなで喋るかしていることが多い。
・学期中に何回かformalやthemed pubnight など面白い行事がある。
・週末はエッセイやラボなど平日長い時間をかけられない課題をやることが多い。リーディングとかはなるべく平日に終わらせる。


Q. 大学生活の中で、地域のコミュニティと関わることはありますか?

・Tri-coと呼ばれるコンソーシアムを組んでいるので、Haverford CollegeとBryn Mawr Collegeの授業を自在にとることができます。また、University of Pennsylvania とも提携しているので、SwarthmoreやTri-co内では履修することができない授業に限っては、こちらでも履修可能です(友達で韓国語の授業を受けに行っている子がいました)。
・Swarthmore周辺のコミュニティを巻き込んだり、フィラデルフィアを舞台とした活動は様々な学科やクラブが実施しています。私が詳しいのは教育関係ですが、本当にたくさんあります。地域コミュニティとの連携は活発です。

スワスモアの街自体は銀行員に顔と名前を覚えられるほど小さい。
周りにTri-Co(Bryn Mawr, Haverford)やUPenn、Templeなどがあるので部活の集まりや友達の友達つながりで他大学の学生と交流する機会も多い。


5. 大学の周りの地域について

Q. 大学の周りは、どんな環境ですか?日本食は調達できますか?

・大学がある町は本当に小さいです。カフェ・レストランが合計7件くらいとスーパーひとつ。主要なお店がある部分を一周するのに多分10分くらいしかかかりません。裕福な町であるのと、小さいのもあってか、Swarthmore の町自体は比較的治安はいいです。
・ただ、大学から歩いて20分くらいには大きい Target と呼ばれるスーパーと、それに隣接した小さいモールがあります(隣町だけど歩いていこうと思えば行ける)。Target までは毎週2回大学から無料のシャトルが出ているので、簡単にいくことができます。
・フィラデルフィアまでは大学内の駅から電車に乗って40分程度で行けますが、フィラデルフィアは治安はあまりよくありません。夜女子一人で歩くのはちょっと怖いかなという感じです。ただ、フィラデルフィアへ行けば、大きなモールがあったり、オーケストラホールがあったり、チャイナタウンがあったりするので、夜までという場合には友達と一緒に行くと楽しく過ごせると思います。日中行く分には、私も何度か一人で行ったこともあるので、大丈夫だという印象です。

・日本で言うベッドタウンみたいな街。都市部からは近いけど、学校に何か用のある人しかスワスモアには来ない。
・レストランは少ないけど徒歩圏内にターゲットとスーパーがあるから便利。学校の無料シャトルバスでも行ける。
・夜道を一人で歩かない、など常識の範囲内の行動をしていれば問題になることは少ないらしい。


Q. 大学の周りの交通網はどんな感じですか?日本からのアクセスは?

・フィラデルフィアまでは電車で40分!駅はキャンパス内にあるので、すぐ行けます。値段は片道$7くらい。
・ニューヨークやワシントンDCまでも、フィラデルフィアまで出てしまえば、駅のすぐそばにあるバス乗り場からバスに乗って2時間~2時間半くらいで行けます。値段は安いと片道$5とかで行けちゃうときもあります。
・大学は空港からも車で20分ほど。私はいつも荷物があるので、Uber を使いますが、電車も通っているので時間に余裕があったり荷物が少ない時は電車を使ったこともありました。
・大学は様々なシャトルバスを用意しています(すべて無料)。一番メインなのは毎日(土日含め)朝晩大学のキャンパスと少しメインキャンパスから離れた位置にある寮をつなぐシャトルが走っています。
そのほかにも、週2回近くの Target と呼ばれる大型スーパーとそれに併設したモールに連れて行ってくれるシャトルバスと、週1回土曜日に車で40分ほど行ったところにあるアメリカの中でも最大級のモールに送り迎えしてくれるシャトルがあります。
あと、土曜にはもうひとつ、フィラデルフィアとは逆方面にある Media という街(映画館があったり、レストランがある)まで送迎してくれるシャトルも走っています。これでよくみんな出かけています!(Mediaは電車の終点駅でもあるので、電車でも行ける)

・フィラデルフィア空港から車で20分(これ超大事。Uberで$20前後)
・フィラデルフィアの町までは電車で40分。Amtrakやバスなどを使えば東海岸沿いの大きい街には比較的簡単に行ける。
・無料で使えるキャンパス内のシャトルと、Target、隣町までのシャトルがある。


6. 大学生の、本音!

Q. 大学の好きなところは、ずばり?

・真面目で勉強が好きな学生が多いこと
・1年生の1学期目は全員強制でCR/NCで、成績がつかないこと(これによって、学生は成績を気にしすぎないで、環境になれることを優先できる)
・都市部に近いこと。フィラデルフィアという街までは電車で40分弱で行ける(駅は大学のキャンパス内!)。ニューヨークまでもフィラデルフィアからバスで2時間くらいで行けちゃうので、日帰りも可能。
→都市部に近いと、都市でのインターンやプロジェクトができたり、そういう機会も多い。美術館に行ったり、いろんな方面で都市に近いことを活用している。あと単純に遊びに行ったりもできて楽しい。
・Haverford College と Bryn Mawr College という大学とコンソーシアムを組んでいるので、3つの大学の授業を取ることができる。さらに、University of Pennsylvania とも提携しているので、そっちの授業も取れる。コンソーシアムを組んでいる大学とは、クラブ活動も一緒にできたり、大学が招くゲストスピーカーの講演やキャリアイベントなど、様々なイベントに参加できるので、幅が広がる。
・マイノリティといわれるコミュニティが可視化されているところもいいかも。Low Income(低所得の家庭から来た学生)/ First Generation(家族で初めて大学に進学した学生)などはしっかりとコミュニティをもっていて、誰にでも見える存在になっている。

(キャンパス)とても綺麗。学校全体が樹木園なので自然が多くて良い。
(カリキュラム)必修科目が比較的少ない(と思う)。リベラルアーツだがEngineering専攻がある。授業が小さい(平均10人。多くて100人前後)。教授の研究などにも直接関われる機会が多く、夏のResearch Grantは良い企画書を書けば最高4,800ドルを一年生から貰える。興味のあるプロジェクトを上手く企画すれば基本なんでもお金が出る。
(その他)キャンパスの周りはすごく小さい街なので静かに勉強して過ごせるが、飽きたらフィラデルフィアに行ったり他の大学の人と交流したり、小さい学校と都市の魅力両方を楽しめる。電車でどこにでも行ける日本に慣れている人には特に良いと思う。


Q. 反対に、大学に対して不満に感じるところはありますか?

・コロナウイルスの状況を受けてもそうだが、大学としての判断を下すのにいつも時間がかかる。コンソーシアムを組んでいて、3つの大学をまたいで授業を取っている学生もいるため、3つの大学で歩調を合わせなくてはならず、時間がかかるのだと思うが、それにしても遅いかな…
・カフェテリアの食事は毎日食べていると飽きてきちゃうかも。味が濃くて、油が多い食事が多く、私は2年目から基本自炊の生活をしている。

食べ物が美味しくない/不健康。自炊しようと思ってもキッチンがボロくて大したものが作れない。
政治的にとてもリベラルな人が多い。非現実的な考え方だな、と思う時もある。
授業が小さいので、いくら専攻に必要な授業だとしてもくじ引きで落とされることもある。
寒くて湿度が低いので(東海岸共通の悩み?)肌が乾燥しがち。


Q. 大学には、面白い伝統やイベントがありますか?

・Primal Scream:期末期間が始まる前夜に食堂に集まって、大学が late night breakfast(夜10時ころから朝食メニュー)を提供し、0:00になった瞬間に学生がみんなで一緒に叫ぶという伝統的なイベント。一度は行ってみるといいかも。
・Screw your roommate:毎年バレンタインデーの後にある最初の土曜日に行われる伝統的なイベント。ルームメイト同士が、お互いに秘密でブラインドデートの相手を探し、相手のルームメイトと協力してデートをアレンジする。食堂に来た時に相手を見つけるヒントとなるコスチュームを考えるのもルームメイトの役割で、本人たちはそのコスチュームをもとに相手を探し出して、そのあと一緒に食堂でご飯を食べデートをするというイベント。自分はデートをアレンジされなくても、食堂に行って、クリエイティブなコスチュームを着た人たちを見るという楽しみ方もすごいおすすめ笑 今年は、私の友達はショートケーキ、相手はストロベリーのコスチュームを着て、彼女が大好きなストロベリーショートケーキを見つけ合うといった感じになってました。笑

Screw your roommate :バレンタインの日にルームメイトを誰かとブラインドデートに行かせる企画。ペアにさせられた二人はペア仮装をしてカフェテリアに集合する。
Primal Scream:Reading Week(期末前の授業がない期間)が始まる前の夜0時にカフェテリアに集まって叫ぶ。ストレス発散にもなるし、美味しいものを食べながらみんなで踊ってる時間がすごい楽しい。


Q. 大学のカフェテリアのおすすめメニューは?!

たまに出てくるオートミールバー!あと、デザートでアップルパイ。
SwarthmoreはHaverford CollgeとBryn Mawr Collegeというリベラルアーツ大学と提携していて、無料シャトルで行けるのですが、Bryn Mawrのカフェテリアのご飯を食べに行くのはおすすめ!!日本のくっついた白米とかもあって、めちゃくちゃ美味しいです(Swarthmoreで使える食券のようなものを上記の2つの大学でも使えるのでお金の心配もなし★)

ベトナム料理のバー。それ以外は普通。


7. 大学生からのメッセージ

Q. これから大学への留学を目指す人に、アドバイスはありますか?

進路を考える上で、周りがやっていることが気になることは多くの人にあると思います(私も課外活動を人と比べたり、すごく気にしてしまっていました)。
でも、本当に大切なのは、自分が本当にやりたいこと、やっていて楽しいこと、わくわくすることにフォーカスして前進していくことだと思います。それらを追い求めていくことで、自分に合った環境が見つかっていくと今になって思うので、常に自分の声に耳を傾けてあげてください。応援しています!

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