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Vassar College: 学生の声

実際に進学している学生に、それぞれの学生生活や、学校について感じていることについて聞いてみました。

回答してくれた学生: るるぱ

1. 校風について

Q. 大学が大切にしている理念を表す「キーワード」はありますか?

Diversity and Inclusion(ジェンダーニュートラルなトイレがある、 自己紹介で自分のpronounを言う。エスニックマイノリティーやLGBTQ+についてのイベントがたくさん。障害のある方のためのサービスが全クラス・イベントでオファーされてる。”Engaged Pluralism Initiative”という多様性が共生する社会を目指して活動してるイニシアチブがある。など)
Sustainability (2023までにCarbon neutralになることを目指してる。小川や湖、森などが敷地内にあって、自然を保全している。農場もある。)
Interdisciplinaryb(学部の垣根を超えた授業・コラボレーションが多い。例えばフランス語×政治学みたいな授業があって面白そうだった。)


Q. 学生は、どんな雰囲気ですか?

考え方やバックグラウンドは多様だが、全体的にリベラル, 前進的, 社会動向に敏感だと思う。みんな多様性や違いを受け入れることができる。

また芸術・スポーツの才能がある人が多い。ほとんどの人が、歌がうまいか、楽器が弾けるか、絵が上手いか、何かしらのスポーツができる気がします、(私の体感です)
人種構成は多様です。愛校心も強いと思う!


Q. 大学が大切にしている理念を表す「キーワード」はありますか?

みんな優しく、生徒を人間として見てくれていて、学問的な成長だけじゃなくて、困ったことはないか、人生どんな感じかとかを気にかけてくれている。また、色んな視点を持っていて、考え方が鋭い。例えば、通説のセオリーを否定する論文とかを授業の読書課題で出してくれたりするので、いろんな視点を知れて面白い。新しい考えにもオープンで、生徒が突飛なアイデアを出しても否定せず一緒に考えてくれる。


2. 授業・カリキュラムについて

Q. 授業・カリキュラムはどんな感じですか?卒業要件などについても、教えてください。

Open Curriculumで必修は、Writing Seminar(writingに特化した授業、でも科目は選べる)、Quantitative Analysis(理系・数学・経済から一つ取る)、Language requirment(1年間外国語の授業を取る、international studentや英語以外の言語を話せて試験をパスした人は不要)の三つ。

そのほかに、卒業に必要な34単位のうち、半分は自分の専攻科目でない授業、1/4は専攻のある学問分野でない授業を取らなければならない。(ex.政治学専攻なら政治学以外の授業が半分、社会科学以外の授業が1/4)

授業はほとんど25人以下。ただ理系のイントロのクラスなどは多いらしい。(生物のイントロは60人だったらしい、でもdiscussion sessionやlabは少人数)

履修したいコースは取れることが多いが、人気のコースは取れないことも。履修登録の時に取れなくても、後々授業を担当している教授に相談すれば取れることが結構ある。


Q. 何か印象に残っている授業はありましたか?

1年秋学期にとったComparative Politics。
色々な社会問題は様々な物事(政治、経済、植民地主義、人種、歴史、移民、資本主義etc etc)が複雑に絡み合ってできているということを学んだ。
多角的に物事を見ることについて学んだし、もっとできるようになりたい!と思うようになりました。
個人の見解ですが、政治学がただ政府の政治手法について学ぶ学問ではなく、社会の物事を多角的に分析し、solutionを考える学問だと知り、政治学の認識が変わりました。


3. 留学生について

Q. 留学生コミュニティについて、教えてください?

留学生は各学年100人くらいで、全体の10-15%くらいです。

新入生用オリエンテーションの前に、international students用のオリエンテーションがあって、そこでかなり仲良くなります!

留学生officeが留学生用にたくさんイベントを企画してくれています!


Q. 留学生に対して、大学からのサポートはありますか?

留学生オフィスがビザや納税に関するセッションなどを定期的に開いてくれている。また毎週メールで必要な情報をアップデートしてくれる。

Office HourやConversation Hourを開いている。何より、留学生オフィスの方々と距離がかなり近いので困った時はすぐに頼れます!

Host FamilyやPeer Mentoringのシステムもあり。

奨学金は残念ながら留学生にはneed blind(奨学生の経済状況を鑑みずに優秀な学生に奨学金を与える制度)ではありません。でも留学生も大学からもらっている人います。


Q. 日本人留学生や、日本にルーツを持つ人々と関わる機会はありますか?

日本人の定義にもよりますが、各学年1-5人くらいでしょうか。日本人に限らず、日本に興味を持っている人が日本文化を体験するクラブがあって、国籍関係なく日本文化を毎週楽しんでいます!


4. 学生生活について

Q. 寮のシステムや雰囲気について教えてください。食事は提供されるのですか?

3年生まではほとんど寮に住んでいる。寮ごとにhouse prideみたいなものが多少なりともあって、寮対抗の大会などもある。(でもそこまで積極的に参加してる人は少ないかも笑)

私の寮は、自分の寮が大好き&寮内の人と仲良くする傾向にあると言われている。

ミールプランは寮に住むなら強制加入です。


Q. 週末はどのようにして過ごしていますか?

パーティーをする人もいれば、課外活動をする人もいれば、勉強する人もいれば、ゆっくりする人もいる。

私は課外活動をしてるか、友達と映画を見ているか、買い物に行くか、勉強するかです。NYCに行くこともあります。(電車で1時間半くらいです。)


Q. 大学生活の中で、地域のコミュニティと関わることはありますか?

大学のある町のNPOや小中高などでインターン・ボランティアしている人が多いです。単位にもなります。

近くのコミカレとのコラボ授業もあることにはありますが少ないです。

教授によりますが、他大学の生徒と授業で交流したり、他大学からゲストスピーカーが来ることもしばしばあります。


5. 大学の周りの地域について

Q. 大学の周りは、どんな環境ですか?日本食は調達できますか?

NYCまで1時間半くらいなので比較的簡単に遊びに行けます。

モールまで車で20分くらいで、そこで大抵事足ります。

アジアンマーケットも車で20分くらいのところにあるらしいが行ったことはない。

徒歩圏内に日本食屋がありますが、美味しくはないです。徒歩圏内にレストランやカフェ(コーヒー美味しいです)、バーが結構あります。徒歩圏内でタピオカも飲めます。


Q. 大学の周りの交通網はどんな感じですか?日本からのアクセスは?

NYCまで電車で1時間半(Grand Centralというマンハッタンの駅からMetro Northという電車でPoughkeepsieという駅まで1時間半くらい、Poughkeepsieの駅から車で10分くらいで大学につきます)。日本からはNYCの空港に飛んで、そこから電車で1時間半です。

毎週土曜日に大学から駅やモール、スーパーにシャトルバスが出ています。


6. 大学生の、本音!

Q. 大学の好きなところは、ずばり?

社会問題に関しての考え方や、バックグラウンドなど多種多様な人がいる(政治的にはリベラルな人が多いのでそこは多様性ない)が、他人に自分の考えを押し付けることがなく、多様性を受け入れる優しさ・温かさを持った人が多いところ。学部を超えたコラボレーションが多いところ。


Q. 反対に、大学に対して不満に感じるところはありますか?

大学外の人と関わる機会が少ない。郊外の大学ならどこにでも言えることかもしれなが、現実の世界に触れていない気がする。


Q. 大学には、面白い伝統やイベントがありますか?

n/a


Q. 大学のカフェテリアのおすすめメニューは?!

Global Kitxhenという2週間ごとにメニューが変わるstationがあります!Greek Salad, Pasta, Jamaican, Asian, American breakfastなど。自分で具材と味付け/ソースを選べます!

Tofu Britto. ひき肉の代わりに、豆腐のそぼろを使ってブリトーを作っているのですが、美味しいんです。

Oreo Browniesというオレオとチョコチップが入ったブラウニー。カロリーと砂糖の量がやばそうです。


7. 大学生からのメッセージ

Q. これから大学への留学を目指す人に、アドバイスはありますか?

主体的に、一生懸命取り組んでいれば、たとえそれが自身の望む結果ではなくとも、自身にとってベストな結果になると思います。