人間の認知について、神経科学、言語学、心理学、人類学など学際的なアプローチで考察する。
神経科学と比較されることが多いが、生物学的な脳のプロセスにフォーカスが置かれている神経科学に対し、認知科学はアウトプットである実際の行動についてより深く考察する。
認知科学を、理系文系どちらの専攻にするか、自分で選択することができる大学もある。(Saki)
認知科学の中でも何にフォーカスして探求するか、自分で選択できるため、比較的自由度は高い。
ただし、データ処理のために最低限のプログラミングスキルが必要とされることが多いため、文系よりのアプローチにおいても、コンピューターサイエンスをやらなければいけない場合がある。(Saki)
心理言語学のレクチャー。人間の認知活動の中でも言語の役割にフォーカスする。
プログラミング言語は言語になりうるか、なぜ日本語話者はr と lを聞き分けることに苦労するのか、そもそもなぜ個々人は意味を伝達し合うことができるのか、などについて考察する。
暗記ではなく授業内容を実生活の例に当てはめて考えられるエッセイ形式の試験。
試験問題例) 音声と映像がずれているテレビ電話と、ヘビーメタルのライブ会場、会話をするためにはどちらがより望ましい環境か。授業で扱われた理論を交えて論じなさい。
(Logo: Brown University)
Saki
コンピュータサイエンスの学部ではなく、認知科学部の学部で履修するプログラミング入門授業。MATLAB言語を学ぶ。
実験の装置をつくったり、データ処理に使われる言語なので、心理学専攻、認知科学専攻生徒の必修授業。コードを書く経験が全くない生徒、理系分野に苦手意識がある生徒を意識し、サポートが手厚く、この授業を受けてからコンピュータサイエンス専攻に転じる生徒も少なくない。レクチャー視聴が宿題として課され、授業時間中は、自分で実際にコードを書く。
(Logo: Brown University)
Saki