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Chemistry|化学

Chemistry|化学

Chemistry|化学とは

化学が物質の構造・性質・他の物質との反応に関しての学問という事はよく知られているが、社会への影響力が一番大きい学問も化学であるという事はあまり知られていない。
生物、物理、環境学の他の理系分野の基盤となり、顕微鏡レベルの小さい世界がどのように我々が暮らす世界を構築し影響を及ぼしているのかを学ぶ学問。化学というとフラスコに白衣で実験をしているイメージだが、近年はコンピューターを使用しての理論研究も増えている。
卒業生は薬品会社・教師・環境コンサルタント・弁理士・研究管理職など、専門知識を生かせるポストの需要が高い。近年の化学メーカーの社会貢献をみてもわかるように、食品開発から燃料などの資源開発まで、ありとあらゆる生活に寄り添う分野での活躍が見込める。(Nina)
(参考:http://bulletin.columbia.edu/columbia-college/departments-instruction/chemistry/#text



Chemistry|化学を学びたいあなたへ

夏休みの間三ヶ月研究に費やしたりする生徒も多い為、研究が好きであることが大前提。数学・物理も満遍なくこなさなければならない為、理系全般の知識が必要。
専攻に必要な必修科目がpre med生の必修とかぶる為、どのクラスでもGPA(A)は争奪戦になりがち。その為、競争心が強いことも大事になってくる。(Nina)

  • 4728 CHEM344|Quantum Chemistry
    • 4728 CHEM344|Quantum Chemistry
    • カールトン大学
      CHEM344|Quantum Chemistry

    今まで勉強した化学を全て忘れろと教授に言われて始まった授業。初心に戻って水素原子について学ぶことから始まり、波動方程式を使って、私たちが見る普段の景色とは全く異なる、小さな量子の視点から分子軌道や分子の構造を学習することがゴール。
    数学が苦手な人からしては微積分と線形代数に奮闘する地獄の日々。理解し難い内容が多くてよく授業の後に、これはさすがに嘘でしょと思っても、週1のラボ(実験)での実験結果を通して嘘ではなかったと納得する。

    (Logo: Carleton College)

    あん

  • 4728 CHEM331|Instrumental Chemical Analysis
    • 4728 CHEM331|Instrumental Chemical Analysis
    • カールトン大学
      CHEM331|Instrumental Chemical Analysis

    誘導結合プラズマ質量分析計(ICP-MS)や原子吸光光度計(AAS)などキャンパスにある様々な分析機器の原理、仕組み、分析方法について学ぶ授業。
    キャンパスのデカフェのコーヒーは本当にデカフェなのかという実験課題に対して、普通のコーヒーとカフェインの量に差がなかったということが発覚した授業。しかし、サンプルとして使われたコーヒーを注いでくれたカフェの店員さんの間違いだったのではないか。そもそもサンプルを一つしか用意しなかったのが根本的なエラーだったのではないか。実験結果は誤差が大きすぎて結論なしとなったが、レクチャーで学んだ機器を実際に使ってクラスメイトと教授とルーズに分析化学の楽しさと大変さが味わえる週4時間のラボ(実験)付きになっている。

    (Logo: Carleton College)

    あん

  • 3282 CHEMUN1500|General Chemistry Laboratory
    • 3282 CHEMUN1500|General Chemistry Laboratory
    • コロンビア大学
      CHEMUN1500|General Chemistry Laboratory

    化学の実験クラス。4時間にわたる実験室での授業と75分のレクチャーがそれぞれ週1である。この授業では化学をコンセプトだけでなく実験用具を実際に使った実習を通して学ぶ。
    レクチャーで実験の説明があり、実習では他の生徒とペアになりデータ採取を行う。データをもとに実験レポート(ある程度フォーマットができているものをデータを計算しながら埋めていく)を書いて提出するのだが、TAによるオフィスアワーが平日は毎日4時間ほど開かれるので、授業と授業の間の隙間時間などに出入りしていつでも気軽に質問ができる。
    3クレジットの授業(授業時間も含めて週9時間程の仕事量を想定して作られた授業)なのだがレポートの計算に時間がかかるため、9時間で終わらせるのは不可能という愚痴が生徒の間で飛び交う。
    別途実験費が2万円ほどかかるが、実験中のデータの記録は学校から貸し出されるiPadで行うなど、実験費を払うのも納得の設備が整っている。

    (Logo: Columbia University)

    Nina

  • 4752 CHEM 010|Foundations of Chemical Principles
    • 4752 CHEM 010|Foundations of Chemical Principles
    • スワスモア大学
      CHEM 010|Foundations of Chemical Principles

    化学分野の入門授業で、化学の基礎的な概念や原理を学ぶ。具体的には、原子・分子の構造、原子価結合法、分子間相互作用、化学反応におけるエネルギーについて。
    週に1回のラボ(実験)の授業も合わせて履修する必要がある。一般化学の範囲を一学期でカバーするので、進みは速い。
    毎週演習問題の課題が出され、2-3週間毎に試験がある。学生TAや教授の手厚いサポートを利用して疑問はすぐに解決してきちんと授業内容についていくことが大切。
    高校1年時に化学基礎を履修して以来、化学には全く触れていなかった筆者でも、化学の面白さを再認識し、基礎を固めることができた。

    (Logo: Swarthmore College)

    Mai

  • 6488 CHEM 23A|Chemistry in the Modern World I
    • 6488 CHEM 23A|Chemistry in the Modern World I
    • ハービーマッド大学
      CHEM 23A|Chemistry in the Modern World I

    HMC1年生の秋学期の必須授業。理系の授業なのに授業の半分以上がグループワークで、一緒に話し合いながら問題を解いていく。
    授業前の予習の課題で教科書を読み、質問に答えることで自分である程度の知識をつけ、授業冒頭の教授の説明を聞いてさらに理解度を深めた上でグループワークに取り組む。
    授業の最後に教授が解説をしてくれる。その後課題もあるので、予習、授業、復習のサイクルで確実に知識を自分のものにすることができる。

    (Logo: Harvey Mudd College)

    Nanako

  • 4728 CHEM 361|Materials Chemistry
    • 4728 CHEM 361|Materials Chemistry
    • カールトン大学
      CHEM 361|Materials Chemistry

    物質の性質について学習する授業。結晶構造、バンド理論などが出てきた。
    授業は週3で、そのうち2回が教授によるレクチャー、1回が学生による材料の開発研究についての論文のディスカッション。グラフェンで折り紙をする面白い論文やタイムリーなリチウムイオン電池の論文などを読んだ。
    10月9日の授業では教授の手作りの缶バッジをクラスみんなで着けてNational Nanotechnology Dayを祝った。

    (Logo: Carleton College)

    あん

  • 3282 CHEMUN1403-1404|General Chemistry I-II
    • 3282 CHEMUN1403-1404|General Chemistry I-II
    • コロンビア大学
      CHEMUN1403-1404|General Chemistry I-II

    化学の基礎クラス。週2各75分の授業を、スパイダーマンの映画の撮影現場として使われた事で有名な大講堂で行う。
    コロンビアでは生物の入門授業(Intro to Biology)を受けるにあたっての必修科目の為、生物系の専攻を考えている人はとりあえず受講しないといけない。IとIIにわかれていて、理系専攻を志望する生徒は1年を通して化学の基礎を徹底的に叩き込む。
    また工学部の生徒も大半はIを受講することが必修化されていることから受講者数が非常に多い為、複数の時間帯から好みの教授のセクションを選べる。
    化学の学部は指導要領と採点基準が統一されており、クラスの上位3割がA+からA-をもらえるという基準がある。よって教授によってのGPAの振れ幅が少ない為、Pre-medを目指す生徒には自分の立ち位置を把握する為に役に立つ授業。
    レクチャーに加えて週1の少人数でのTAによる講座と化学専攻の先輩に質問ができるヘルプセンターもあり、しっかりとした基礎固めをすることができる。

    (Logo: Columbia University)

    Nina

  • 4752 CHEM 022|Organic Chemistry Ⅰ
    • 4752 CHEM 022|Organic Chemistry Ⅰ
    • スワスモア大学
      CHEM 022|Organic Chemistry Ⅰ

    有機化学入門の授業。CHEM 010を履修している必要がある。命名法、構造、分光法、脂肪族・芳香化合物の反応などについて勉強する。
    週に1回のラボ(実験)の授業も合わせて履修する必要がある。ラボでは様々な有機化合物を生成したり、複数の物質分析法を利用し、分析結果から物質の構造を導き出したりと、講義で学んだ内容を実践することで定着させることができる。
    100人以上の講義式の授業で、スワースモア大学の授業としては規模が大きい。進みはかなり速い。講義で扱わない範囲は自主的に教科書を利用して理解する必要がある。
    毎週、演習問題の課題が出されるが、40-65問と多く時間がかかるので、計画的に勉強することが大切。3週間に一度、試験がある。

    (Logo: Swarthmore College)

    Mai