公立大学で規模も大きく、多種多様な人に会えるメリットがある。課外活動やリサーチも充実している。エンジニアリングが強い大学であるため、電気自動車や学生フォーミュラの、ロボットやロケット開発の学生団体の活動が盛ん。とにかく種類が豊富であるため、幅広い選択肢から自分にあった活動やリサーチを見つけることができる。
クラスにもよるが、オフィスアワーやTAによるチュートリアルが頻繁に行われるため、教授陣との距離が比較的近く、課題やプロジェクトの質問をしやすい環境が整っている。 また、クラスによっては、Piazzaとよばれるプラットフォームで教授に直接質問をすることも可能。
授業によるが、履行者の多い授業(例えばComputer Scienceの基礎クラスなど)は最大200人のホールで行われる。自分の専攻に特化した授業になればなるほど人は少なくなり、平均30人程度のレクチャーが大半をしめる。
味付けがとにかく短調(塩と醤油とテリヤキソースしかないのではと疑う)で、しかも濃い味付け。おいしくもなければ体にも悪いと思う。救いは、キャンパス内に何店かあるチェーンレストラン。スターバックスや、パネラという健康志向のレストランは生徒にも人気。
アトランタのミッドタウンに隣接しているため、徒歩でアトランタの中心部に行ける。
学生数と内訳
36,489人(2019-2020)
留学生
10%
専攻数
37
クラブ数
400以上
自分のやりたいことを追求する人が多いイメージ。
リサーチやエンジニア系のクラブ、スタートアップなどで、自分の興味を追求し、社会に存在する問題をエンジニアの視点から解決する。
プロジェクトベースの授業も多く、様々なバックグラウンドを持つクラスメートと協力してモノづくりに取り組むことが多い。
工学部は10学科で全米トップ5(2020 US News Best Undergraduate Engineering Rankingより)
コンピューターサイエンス、ビジネスが近年レベルを上げている。
工学部10学科:機械工学、航空工学、電子工学、計算機工学、生物工学、化学工学、産業システム工学、土木工学、環境工学、材料工学
リンク:https://www.usnews.com/best-colleges/georgia-institute-of-technology-1569/overall-rankings
入寮は強制ではないが、大学1年生は寮住まいがほとんど。2年生からオフキャンパスに住む生徒が増える。
寮はトラディッショナル形式と、アパートメント形式に区別され、前者は二人で部屋を共有し、ワンフロアの全員でお風呂と洗面所、キッチンを共有する。
後者は、4〜6人で一部屋だが、トラディショナルと違いそれぞれ個室がある。2人で一つの洗面所とお風呂、トイレを共有し、キッチンとリビングは4〜6人の全員で共有。
寮は大きく東と西キャンパスの二つの位置に別れており、東キャンパスはグリークハウスに近く、特に金曜日の夜はとても賑やか。西キャンパスは比較的静かで落ち着いている。
▶︎年間スケジュール(例)
– 6月下旬〜8月上旬:新入生オリエンテーション
– 8月4週目〜:秋学期授業開始
– 12月1日-12日頃:テスト期間
– 12月12日-1月上旬:冬休み
– 1月上旬〜:春学期授業開始
– 4月23日-30日頃:テスト期間
– 5月上旬〜8月中旬:夏休み
▶︎1日のスケジュール(例)
授業は一番早いもので8時から、遅くて9時くらいまである時も。遅い授業はラボや実験のクラスが多い。
人によってコマ割りにばらつきがあるので一概には言えないが、11時くらいまで授業で、その後食堂で昼食を食べ、午後の授業に向かう。放課後は、図書館で宿題をしたり、プロジェクトベースのクラスの場合、スタジオでモノづくりをすることもある。リサーチや課外活動も大体放課後に行う。
休日は、試験前は図書館でテスト勉強、普段はアトランタ市内に繰り出す人も多い。季節によっては、日曜日に行われるフットボールの試合の観戦をする人も多い。
エンジニア専攻の場合、ほとんど必修科目が既に決まっており、あまり選択の余地はないが、エレクティブが数単位ある。リサーチやマイナーの単位に充てる人が多い。
必修科目も多く、英語やサイエンス(物理・化学)、ソーシャルサイエンス(社会)、ヒューマ二ティ(言語)、体育などが必修。1年生の時に英語や物理、化学を受講する生徒が多い。
ダブルメジャー、マイナー共に(専攻にもよるが)可能で、いつでも変更可能。ただ、専攻変更が遅れれば、卒業も遅れる可能性が高い。
コンピュータサイエンスの場合、スレッドと言われる専攻内の専門分野を2つ選択し、自分の興味に特化した講座を受講する。
卒業までの平均在籍年数は約5年といわれており、専攻によっては4年で履修が終わらない場合もある。
なし(英語のtutorialなどのリソースは豊富で誰でも受けることができる)
自分が大学で何をしたいか、なぜこの大学に入りたいのか、を”Problem Solving”の視点から考えるといいかと思う。
大学のモットーである”Create the Next”からもわかるように、生徒の独自性や創造性、積極性を重んじる校風なので、この社会をよりよくするために自分ができることについて考えるといいのではないかと思う。