学部生のみのリベラルアーツカレッジとしては大きめ
クラスの人数は小さいもので5人、多くても35人程度のものが殆ど。でも、教授への自らのアプローチは必要
大抵の授業は少人数だが、入門レベルは100人近いものもある
可もなく不可もなくといった感じだが、すぐに飽きる。たまに美味しいものも出る
大学のキャンパスから一歩出ればトウモロコシ畑の広がる田舎
学生数と内訳
約2,900人(約600人が音楽院、約150人が音楽院とカレッジ両方に所属するダブルデグリー、約2,300人がカレッジ)
留学生数
約350人
専攻数
50以上
クラブ数
175以上
非常にリベラルな校風で、社会課題に関心を持つ学生が多い。
大学のモットー、”Think one person can change the world? So do we”にも表れているように、社会に何かしらの変革を与えたいとの熱意を持った学生が多く入学してくる。また、ヒッピー文化でも知られていて、服装が個性的な学生が多い。
音楽院(Conservatory of Music)とリベラルアーツカレッジがあるため、音楽好きが非常に多く、週末にはキャンパスのどこかしらでコンサートが行われている。
音楽、環境学、経済学、心理学、脳神経学、地学、生物学
都会から離れた田舎町なため、週末を含め、キャンパス内に留まる学生が多い。平日も週末も、多くの学生が課外活動やキャンパス内でのバイトに精を出す。
殆どの学生がキャンパス内に住んでいるため、人との距離感は非常に近く、逆に自分一人の時間を確保するには、工夫が必要。
大学が中心の街なため、ダウンタウンのカフェやレストランも学生に寛容で、1日中いても怒られない。
▶︎年間スケジュール(例)
– 8月4週目:新入生オリエンテーション
– 9月1週目:授業開始
– 10月中旬:中間試験
– 10月3週目:秋休み
– 11月下旬:感謝祭の休み(4日間)
– 12月3週目:期末試験
– 12月下旬〜1月頭:寮が閉まる
– 1月:ウィンターターム(1ヶ月間自分の好きなプロジェクトをできる期間で、キャンパスに留まる学生もいるが、多くの学生が家や、キャンパス外でプロジェクトを行う。)
– 2月頭:授業開始
– 3月中旬:中間試験
– 3月下旬:春休み
– 5月中旬:期末試験
– 5月3週目:卒業式
▶︎一日のスケジュール(例)
– 7時ごろ:起床
– 9時:授業開始
– 途中、昼食を挟む。大抵はクラブのミーティングか、日本語学科の会話テーブルで済ませる。
– 午後には、授業の合間に日本語の会話チューターの仕事、アドミッションのツアーガイド、インターンの仕事にも行く。
– 16時半:授業終了
– 17時ごろから21時ごろにかけて、入っているクラブのミーティング、夕食。週に2回はオーケストラのリハーサル。
– 21時:勉強するために図書館へ。
– 24〜1時ごろ:図書館を出る。
– 2時ごろ:就寝
リベラルアーツカレッジの学生は、全員が専攻のない状態で入学し、2年生の終わりまでに専攻を決める。最低でも専攻を一つ持ち、その専攻に必要な授業を4年間で取れば、あとは何を取っても良い。必修授業は一切ない代わりに、卒業までに満たさなければいけない条件がいくつかある。理数学系、人文学系、社会学系の3つの分野からそれぞれ授業を2つ以上取ること、Writing intensive(ライティングに特化した授業)とQFR(論理的思考を求められる授業)を2つ以上取ること、Cuktural Diversity(世界の国や地域に特化した授業)を3つ以上取ること、が主な条件である。
入学時より、学生一人一人にアカデミックアドバイザーと言われる教授がつき、その教授と履修登録の話を毎学期する。なので、そこで条件をきちんと満たしているか、4年で卒業できそうかの確認ができ、心配はあまりいらない。どの分野でも幅広い授業が展開されているため、殆どの学生は、条件や必修を意識することなく卒業していく。
音楽院の学生は、専攻のある状態で入学し、取る授業も必修が多い。オーバリンの音楽院はただ技術を持つだけでなく、学術的知識も持った音楽家を育てることに力を入れていて、必修の音楽理論や音楽史の授業が多い。
また、1年次より、自分の専攻の教授のうちの一人の門下生となり、密なレッスンを受けられる。
出願は、アメリカの多くの大学で使われるCommon Applcationか、Coalition Applicationからできる。ウェブサイトでアカウントを作成し、基本情報などは一度入力したものを、受験するいくつもの大学に一斉に送信できる。オーバリンの出願費用は無料で、SAT等の統一試験の結果も、入学が決定するまでは、オフィシャルのスコアを送る必要はない。今年からはオーバリン独自のエッセイもなくなり、Common Applicationの共通のエッセイ以外のエッセイ提出はない。そのため、出願への壁はかなり低い。
オーバリンの出願要綱(インターナショナル生向け):
https://www.oberlin.edu/admissions-and-aid/arts-and-sciences/international-applicants#app-step-3