リベラルアーツ大学の標準的な大きさ。
生徒にオフィスアワーに来て欲しいと教授が常々こぼしている。授業を履修したことのない教授でも、メールを送るなどすれば気軽に会ってくれる。
60人近くなる生物学や心理学のイントロを除けば、大抵の授業は20〜30人程度。マイナーな分野やレベルの高い授業になるほど定員は減り、生徒数の上限を15人に設定している授業も議論・講義ベースにかかわらず多い。
個人的には気にならないが、バラエティはそれほど豊富ではなく、脂っこいものも多い。ただ、大抵の学生は全食を食堂でとるため、友人と一緒に食べるためそこまで味ばかりにこだわることもないのではと思う。
町の人口は2万人程度だが、レストランやスーパーには15分もあれば歩いて行ける。ただ、ちゃんとした買い物などがしたければ車は必須。ウーバーは走っていない。
学生数と内訳
学部生のみ:2046人(2019-20)
留学生数
11%
専攻数
33+オリジナルの専攻をSpecial Majorという形で作ることができる。
クラブ数
200+
奨学金・学費
学費等の総額は2019年度で$71,769。
約55%の学生が給付型の奨学金をNeed-basedで受け取っており、平均額は$52,249。
成績優秀者は学内の奨学金に応募する資格も与えられる。
激しい競争意識というよりも、学生同士の助け合いを標榜している。
キャンパスの主要な建物が徒歩10分圏内とこじんまりしており、中西部の田舎に位置することもあり、どことなくのんびりした少し変わった、それでいて温かい人が多い。
冬が長く厳しい分、秋学期の前半と春学期の後半はキャンパスの至る所でハンモックに揺られたり日光浴をしたり、とても明るく賑やかな雰囲気になる。
情報科学・生物学・経済学・政治/国際関係学・数学などが毎年人気の専攻。
科学全般にとりわけ力を入れており、教室・教授の研究室・ラボ・カフェを抱える新たな建物が2019年夏に完成した。
1年生は全員が寮に住み、2年生以降は学年順に寮の部屋を選ぶ。徒歩10分圏内に寮・食堂・授業や業務用の建物が全て収まっているため、大抵の学生の顔は認識するようになる。
キャンパスでアルバイトをする人も多く、大学から一歩も出ないで丸々1学期過ごすことも普通に可能。
ミネソタの冬は寒く長いが、キャンパスの森にクロスカントリースキーのトレイルが出来たり、芝生の広場がスケートリンクに変わったりと、体育館から用具も無料で借りられるためウィンタースポーツを楽しめる。
▶︎年間スケジュール(例)
– 8月末: 留学生オリエンテーションの後、全学の新入生オリエンテーション
– 9月中旬〜11月下旬(感謝祭前): 秋学期
– 1月初頭〜3月上旬:冬学期
– 3月末〜6月上旬:春学期
冬休みは6週間と非常に長く、この期間を使って卒業生の職場に足を運んだりインターンをしたりする学生も多い。
各学期が合計10週間で、中間休みも6週目の月曜日のみのため、毎学期があっという間に過ぎていく。
▶︎一日のスケジュール(例)
授業日は各クラスごとに月水金か火木のどちらかで分かれており、取る授業によって予定が変わる。一番早い授業は8時過ぎで、遅くとも17時までには授業が終わるが、1日に多くとも3授業。
ボランティアやキャンパス内でのアルバイトをする学生も多く、授業の合間を縫うなどして日中行う人が多い。
大抵の課外活動は授業が終わってから、夕方から夜にかけて予定されている。夕食後は思い思いの場所で勉強し、深夜1時まで空いている図書館も真夜中を回ると人もまばらになる。
具体的なスケジュールは個人・学期次第だが、大抵の人は朝は10時までには起き、夜も1時までには寝ていると思う。
秋冬春の3学期制で、毎学期3授業とるのが基本的。
2年生の春学期に専攻を決め、専攻ごとの必修授業や卒業論文があるため、変更するならば4年生の初めまでというのが現実的。
一般教養の卒業要件が全学共通であり、「実験科目」「文学・芸術系」といった計15の分野に分かれている(一授業で複数要件を満たせる)。
また、卒業までに4授業でS/Cr/Ncという成績がGPAに加算されない措置を使うことができる。