教育について、様々な視点から学ぶ学問。
様々な科目や年齢の生徒にどう教えるかを実践を交えて学ぶ教授法の授業や、教育の歴史、哲学等について学ぶ理論重視の授業もある。教育と一口に言っても非常に幅が広く、自分が興味のある分野を選ぶことができる。
教育学専攻というと教員を目指していると思われがちだが、先生にならなくとも、教育学を学ぶことによって、人に上手に情報を伝える方法や、人がどう発達するのかについて学ぶことができる。(Ryo)
人に何かを教えるのが好き、人前で話すことが好き、という人にはむいている。また、子供が好き、という人にもおすすめ。
そして、自分が受けてきた教育についてよく振り返る人、自分自身の先生や授業について客観的に分析することが好きな人は、教育学を学ぶことで幅が広がると思う。(Ryo)
オーバリン大学唯一の言語教育の授業。一学期を通して言語教授法・言語学・第二言語習得の基礎を学ぶ。授業の履修と同時に何か言語を実際に教えることが義務づけられている。
多くの学生はスペイン語か英語を教えながらこの授業をとっているが、自分で何か言語を教える場を探してきて許可を得ることも可能。教授がSITES(Spanish in the Elementary Schools)というプロジェクトの運営をしているため、クラスの半分は地元の小学校でスペイン語を教えているスペイン語話者である。
やる気のある学生のみが来るように、履修登録時にアプリケーション・推薦状を提出し、面接を行うというストイックなクラスで、中間・期末も面接が行われる。その際には自分が教えている姿を撮影したビデオや、今までの授業計画等をまとめたポートフォリオの持参が求められ、厳しい分、得るものも非常に多いクラスである。その他にも、外国語学習者の気持ちを思い出すために初回の授業は全てオランダ語で行われたり、最後には授業一コマ80分のプレゼンテーションがあったりと、ユニークな内容で、教授の熱意も伴い、言語・教育に興味のある人はぜひとるべきな授業。
(Logo: Oberlin College)
Ryo
大学の中で最も人気のある授業のひとつ。入門クラスなので一年生だけのセミナーが中心だが、上級生でも取りたい人が多いため、毎年授業数を拡張しているほど。
アメリカにおける高校までの教育に注目し、学校や教師、カリキュラムなど幅広いテーマを扱う。少人数クラスで論文やニュース記事を読み、ディスカッションが中心。また、実際に地元やフィラデルフィアの小、中、高校などを毎週訪問し、授業の様子を観察と授業のお手伝いをする。観察記録をつけ、大学で学んだ理論と合わせてエッセイを最後にまとめる。
(Logo: Swarthmore College)
Kento
アメリカの教育について包括的に学ぶ授業。教育の歴史、哲学、政策等、トピックは多岐にわたる。
教授は元公立中学の音楽教師で、授業内でも歌を取り入れたり、非常に面白い授業をしてくれる。教育について学ぶだけでなく、自分自身が「教える」ということに向き合うことも大事にされていて、学期中にグループで行うプレゼンが3回、個人でのプレゼンが1回ある。また、そのプレゼンもそれぞれに工夫が凝らされていて、教育史の単元ではそれぞれの生徒が歴史人物になりきってパネルディスカッションを行ったり、教育哲学の単元では、様々な哲学の理論を、名前は出さずにクラスのみんなに体感させるなど、ユニークな課題が非常に多い。その他にも地元の教育委員会の会議を見学したり、教育について知りたいという人にはすごくオススメな授業。
(Logo: Oberlin College)
Ryo