留ナビ

留ナビ

オーバーリン大学

Oberlin College
  • 規模2

    学部生のみのリベラルアーツカレッジとしては大きめ

    教授との距離4

    クラスの人数は小さいもので5人、多くても35人程度のものが殆ど。でも、教授への自らのアプローチは必要

    授業形態2

    大抵の授業は少人数だが、入門レベルは100人近いものもある

    学食の美味しさ2

    可もなく不可もなくといった感じだが、すぐに飽きる。たまに美味しいものも出る

    都会度1

    大学のキャンパスから一歩出ればトウモロコシ畑の広がる田舎

アメリカ中西部オハイオ州の小さな街にある大学。
大学としては全米で初めて黒人学生や女子学生を受け入れた歴史を持ち、常に社会課題に先進的に取り組む大学として知られる。今は環境問題への積極的な取り組みに主に注力している。
常に先進的でリベラルな歴史を持ち、キャンパス内にもその面影が見られる。音楽院とリベラルアーツカレッジを併設していて、音楽院は、現在アメリカで最古の音楽院である。
アメリカ国外から来る学生も年々増えていて、最近では1学年の1割強がインターナショナル生である。日本人学生は年に1人から2人と少ないが、日本人専用の奨学金、ライシャワー奨学金があったりと、日本人の受け入れに非常に積極的である。
専攻に関わらず、音楽好きな人や社会課題解決に熱意を持つ人に非常にオススメの大学。

(大学公式ウェブサイト:https://www.oberlin.edu/)

基本情報

  • 学生数と内訳

    学生数と内訳

    約2,900人(約600人が音楽院、約150人が音楽院とカレッジ両方に所属するダブルデグリー、約2,300人がカレッジ)

  • 留学生数

    留学生数

    約350人

  • 専攻数

    専攻数

    50以上

  • クラブ数

    クラブ数

    175以上

校風

非常にリベラルな校風で、社会課題に関心を持つ学生が多い。
大学のモットー、”Think one person can change the world? So do we”にも表れているように、社会に何かしらの変革を与えたいとの熱意を持った学生が多く入学してくる。また、ヒッピー文化でも知られていて、服装が個性的な学生が多い。
音楽院(Conservatory of Music)とリベラルアーツカレッジがあるため、音楽好きが非常に多く、週末にはキャンパスのどこかしらでコンサートが行われている。

特に強い専攻・分野

音楽、環境学、経済学、心理学、脳神経学、地学、生物学

学生生活・年間スケジュール例

都会から離れた田舎町なため、週末を含め、キャンパス内に留まる学生が多い。平日も週末も、多くの学生が課外活動やキャンパス内でのバイトに精を出す。
殆どの学生がキャンパス内に住んでいるため、人との距離感は非常に近く、逆に自分一人の時間を確保するには、工夫が必要。
大学が中心の街なため、ダウンタウンのカフェやレストランも学生に寛容で、1日中いても怒られない。

▶︎年間スケジュール(例)
– 8月4週目:新入生オリエンテーション
– 9月1週目:授業開始
– 10月中旬:中間試験
– 10月3週目:秋休み
– 11月下旬:感謝祭の休み(4日間)
– 12月3週目:期末試験
– 12月下旬〜1月頭:寮が閉まる
– 1月:ウィンターターム(1ヶ月間自分の好きなプロジェクトをできる期間で、キャンパスに留まる学生もいるが、多くの学生が家や、キャンパス外でプロジェクトを行う。)
– 2月頭:授業開始
– 3月中旬:中間試験
– 3月下旬:春休み
– 5月中旬:期末試験
– 5月3週目:卒業式

▶︎一日のスケジュール(例)
– 7時ごろ:起床
– 9時:授業開始
– 途中、昼食を挟む。大抵はクラブのミーティングか、日本語学科の会話テーブルで済ませる。
– 午後には、授業の合間に日本語の会話チューターの仕事、アドミッションのツアーガイド、インターンの仕事にも行く。
– 16時半:授業終了
– 17時ごろから21時ごろにかけて、入っているクラブのミーティング、夕食。週に2回はオーケストラのリハーサル。
– 21時:勉強するために図書館へ。
– 24〜1時ごろ:図書館を出る。
– 2時ごろ:就寝

履修

リベラルアーツカレッジの学生は、全員が専攻のない状態で入学し、2年生の終わりまでに専攻を決める。最低でも専攻を一つ持ち、その専攻に必要な授業を4年間で取れば、あとは何を取っても良い。必修授業は一切ない代わりに、卒業までに満たさなければいけない条件がいくつかある。理数学系、人文学系、社会学系の3つの分野からそれぞれ授業を2つ以上取ること、Writing intensive(ライティングに特化した授業)とQFR(論理的思考を求められる授業)を2つ以上取ること、Cuktural Diversity(世界の国や地域に特化した授業)を3つ以上取ること、が主な条件である。
入学時より、学生一人一人にアカデミックアドバイザーと言われる教授がつき、その教授と履修登録の話を毎学期する。なので、そこで条件をきちんと満たしているか、4年で卒業できそうかの確認ができ、心配はあまりいらない。どの分野でも幅広い授業が展開されているため、殆どの学生は、条件や必修を意識することなく卒業していく。

音楽院の学生は、専攻のある状態で入学し、取る授業も必修が多い。オーバリンの音楽院はただ技術を持つだけでなく、学術的知識も持った音楽家を育てることに力を入れていて、必修の音楽理論や音楽史の授業が多い。
また、1年次より、自分の専攻の教授のうちの一人の門下生となり、密なレッスンを受けられる。

出願ワンポイント

出願は、アメリカの多くの大学で使われるCommon Applcationか、Coalition Applicationからできる。ウェブサイトでアカウントを作成し、基本情報などは一度入力したものを、受験するいくつもの大学に一斉に送信できる。オーバリンの出願費用は無料で、SAT等の統一試験の結果も、入学が決定するまでは、オフィシャルのスコアを送る必要はない。今年からはオーバリン独自のエッセイもなくなり、Common Applicationの共通のエッセイ以外のエッセイ提出はない。そのため、出願への壁はかなり低い。
オーバリンの出願要綱(インターナショナル生向け):
https://www.oberlin.edu/admissions-and-aid/arts-and-sciences/international-applicants#app-step-3

各国出願情報へ