リベラルアーツの中でも小さい方であり、学年約400人程度。
オフィスアワーや授業中はもちろんだが、学期中ご飯に連れていってくれたり、自宅に招いてくれる教授も多く、教授と仲良くなる機会は豊富。
ほとんどのクラスが15人程度だが、一部の人気なイントロのクラスでは最大30〜40人程度。
コンソーシアム内の食堂全てを使えるため、常に食事の選択肢は豊富である。目の前で作ってくれるオムレツは特に人気の朝ごはん。
キャンパス周辺はとても穏やかで、大きな施設などはないが、LAという大都市へのアクセスは悪くなく、リベラルアーツの大学の中では都会的な方かもしれない。
学生数と内訳
約2,000人の学部生
留学生
約12%、近年増加傾向にある
専攻数
ポモナでは48の専攻が用意されてるが、コンソーシアム内の他の大学の専攻を選択したり、自ら専攻をデザインできる。
クラブ数
250以上
未だ認知度は高くないものの、世界各国から特に学問的に秀逸な学生が集められており、学ぶことに対する熱心さは学生全体に共通している。
スポーツや芸術は多くの総合大学ほど盛んではないが、勉強だけでなくスポーツも芸術も、と多様なスキルを持ち合わせている学生が多いことはポモナの校風の特徴かもしれない。
歴史や政治、数学や文学など。しかし、リベラルアーツであることもあり、比較的全ての分野に平均的に力を入れている印象がある。
ほとんどの学生が寮生活であるため、ともに勉強し、ともに課外活動をしている学生が多い。4年間を通して、基本的に毎年寮を移動する。ただし、1年生から一人部屋をもらえる可能性が高いのは、ポモナ以外の大学ではあまり見受けられないユニークな特徴だ。
基本的に平日は授業や課題、クラブやアルバイトで忙しくしている学生が多く、暇な時間はあまりない。だが、週末は芝生で本を読んだり、ロサンゼルスに出かけたり、もう少し自由な生活をしている学生が多い。
▶︎年間スケジュール(例)
– 8月3週目〜末:新入生オリエンテーション
– 9月1週目:秋学期授業開始
– 12月10-20日頃:テスト期間
– 12/20-1月末:冬休み(1ヶ月)
– 1月末:春学期授業開始
– 5月10-20日頃:テスト期間
– 5月末〜8月末:夏休み(3ヶ月)
▶︎一日のスケジュール(例)
平日は授業に合わせて起床、徒歩や自転車、スケートボードで教室へ。16時にはほぼすべての授業が終わる。空き時間は図書館やカフェ、自身の部屋で自習をする人も多い。
その後も課題をしたり、部活動やアルバイトなどをそれぞれ行い、夜ご飯はメニューを確認して好きな食堂へ。夜ご飯のあとも基本的には勉強している学生が多い。
基本的に夜型の学生が多い印象だが(平均的には1時ごろに就寝)、朝に勉強したりジムに行ったりする学生もいる。
学部生は全員が専攻に分かれることなく入学し、2年目の終わりまでに何らかの専攻を宣言する必要がある。ただし、実質卒業までいつでも専攻を変更でき、ダブルメジャーや副専攻(マイナー)の選択肢もある。最大でダブルメジャーと副専攻1つ、また専攻1つの副専攻2つの学位を取得できる。
授業は1学期に基本的には4つ取り、4年間で32授業を履修する必要がある。他の卒業条件として、Area Requirementと呼ばれる大学が指定する6分野(人文系、数学系、自然科学系、人文科学系、芸術系、歴史系)の授業を最低1つずつ受けていること、体育の授業を4年間で2回受けることなどがある。
履修に関しては、アカデミックアドバイザーやスポンサーと呼ばれる寮の先輩などのサポートが充実しているため、心配はほとんどいらない。
出願は、アメリカの多くの大学で使われるCommon Applicationか、Coalition Applicationの他、Quest Bridgeという奨学金団体を通して行うことも可能。
出願には、それぞれのアプリケーション(基本情報やCommon App Essay)、高校の成績、高校についてのレポートとカウンセラーの推薦状、成績の中間レポート、推薦状2つ、ACTまたはSAT、$70の出願料(経済的負担になる場合は免除を申請することができる)、ポモナのSupplementary Essay、TOEFLまたはIELTS(米国国籍を有しない場合)が必須で、追加としてインタビュー(卒業生とのカジュアルな面接)や過去の研究についてや芸術作品などのポートフォリオを提出することもできる。